インターネットのドメイン名などを世界的に管理するICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)は、大手通販企業Amazon.comによるトップレベルドメイン「.amazon」の登録申請を却下した。ペルー外務省が本日公表した。
2013年5月、ペルー、ブラジル、エクアドル、ベネズエラ、ボリビア、コロンビア、ガイアナ、スリナムの各国で構成されるアマゾン協力条約機構(OTCA)は、「.amazonia」のような加盟国に関連する地理的名称につき許可なく独占使用することを拒否した。
同年7月には、ICANNのダーバン会合で承認を受けたAmazon.comによるトップレベルドメイン「.amazon」に対し、ペルーとブラジルがOTCAを代表して異議を唱えていた。
ペルー外相は、ICANNの決定はOTCA加盟国の権利をより強固にするとし、今回の決着はインターネットの支配論争において有意義な前例を築くもの、と語った。
(ソース: アンデス通信社)