クスコ検察 今年1~5月で外国人35人を起訴

クスコ市街ペルーの観光都市クスコで今年1月から5月にかけ国内法に違反した外国人旅行者の数は35人に上り、昨年度の総数15人と比較すると外国人による犯罪の件数が増加傾向にある。

ウェスレイ・アステテ・レジェス地方検察官によると、前述の35人のうち出国のため保釈金(US$300~2,000)を支払ったのは10人。残り25人中20人は被害者と和解し、5人は未だ取り調べ中という。

犯罪の種類では、旅行損害保険金目当ての窃盗被害等の虚偽申告(いわゆる狂言強盗)が最も多く、続いて盗犯、違法な量の麻薬所持など。国籍別では、アルゼンチン、コロンビア、スペイン人の旅行者が多い。

同検察官は、犯罪に関わった旅行者が(国外へ)逃げてしまうのを防ぐため、摘発から48時間以内に事件を処理しようと努めているが、領事不在のため容疑者の前科等が確認できない国の旅行者もおり、思うようにいかないという。

クスコ観光警察の統計では、これら外国人犯罪者の多くはペルー旅行に訪れたバックパッカー。

(ソース: エル・コメルシオ)