リマ州南部カニェテ郡の郡都サンルイスの一地区とリマ弁護士協会(CAL)動物権利委員会の間で昨年10月から係争されていた「猫食」問題について、同郡のサンルイス高等裁判所は動物虐待行為を認め、これを根絶するよう指示した。
同郡の伝統行事「クルニャオ祭り」では、恒例の猫料理や猫レースを始め、猫の背中に爆竹を括り付けて火をつけるなどのイベントが行われてきた。
同委員会のソニア・コルドバ弁護士は、ペットの虐待行為に対し、動物保護の観点から決定的な判断が下されたと同判決を評価した。判決では猫への暴力や殺戮、違法な飼育の差し止め、違反時の罰金等が述べられている。
一方、祭りを主催するエルマニダー・デ・サンタ・エフィヘニア地区の代表は、リマ市のラビクトリア区やセントロ、リマック区などでは猫食が取り締まられていないとして同判決を拒絶、今後も猫祭りを開催していくと通告した。
(ソース: エル・コメルシオ)