スマートフォンによる迎車サービスが台頭しつつあるリマのタクシー業界に、また新たな企業が参入した。「Taxibeat」という名のこの会社を利用すれば、乗客は自宅や外出先からいつでもお気に入りの「お抱え運転手」を呼べるようになるかも知れない。
本日からリマ市で営業を開始したTaxibeat社は、ヨーロッパやアメリカの5都市で事業を展開するギリシャの企業。先行各社同様アンドロイドやiOSアプリケーションを通じた迎車システムを売りにするタクシー会社だが、運転手の選択制やポイント評価制度を導入し同業他社との差別化を図る。
同社のノリ―・ロドリゲス社長は、サービスの質や運転手自体の累積評価点が参照できるアプリを通じ、乗客とドライバー間におけるある種の「コミュニティー」形成を模索しているという。また、利用者に不都合があればドライバー側からもアプリを介しての報告が可能になる。
Taxibeat社は、上記のユニークな戦略を通じ同業者内におけるトップシェア獲得および地方都市への営業範囲拡大を狙う。
(ソース: Gestión)