頂き物の七味唐辛子。ふと見たら、ボトルの裏側に「NANAMI TOGARASHI」と表示されている。日本人なら絶対 “ななみ” なんて言わないよね?「これ、もしかして偽物?」と驚いた私。だって世界はhecho en China(中国製)で溢れているんだもん!ところが、「いや、”SHICHIMI”の発音が外国人に難しいからじゃないか?」とだんな。え~、そんなこと、あるかなぁ・・・。
と思ったけど、まさにその通りだった。S&Bのサイトには、『海外の方々にとっては、一味唐辛子(いちみとうがらし)と発音が混同するという事で、英語表記で「NANAMI TOGARASHI」としております。』と説明されていた(しかも同じ”七味”でも、その中身が違うってことも書いてあった)
確かに日本人でも「ひ」と「し」が言えないって人もいるしね。偽物、なんて思ってごめんなさーい。
美味しく頂くだけでなく、一つ勉強にもなりました。Hちゃん、元気にしてる?色々なもの、ありがと~!
★★★★★★★★★
とある日曜日のとある午後、とあるカフェでのお話。横のテーブルから、何やら「ッチ」「ッチ」と聞こえてくる。その発信源は、隣のテーブルに座っていたおばちゃんだった。メニューを見ながら何を食べるか思案しているのだが、この「・・・ッチ!」は、彼女のお気に入りのフレーズらしい。
「まー、このサンドイッチ、あたしの嫌いなベーコンが入ってるじゃない!オー、マイ・ガッチ!」「ちょっとちょっと!このハンバーガーにもベーコンが入ってるよ!オー、マイ・ガッチ!」
・・・。
ご存知の通り、正しくは「Oh, my gosh!(オー、マイ・ガッシュ)」。
ペルー人は「th」や「sh」の発音が苦手だ。「tsu」も苦手かな。「ミツコ」さんが「ミチュコ」さんになったりね。それにしても「ガッシュ」が「ガッチ」になっちゃうって、なんだかなぁ。そりゃ「ICHIMI」と「SHICHIMI」の区別がつかないのも当然だ。
なーんて、偉そうに。
ペルー人は外国人の下手くそ言葉も優しく聞いてくれるいい人たちだからなんとなーくやっていけるけど、「r」発音ができない私の場合、「perro(犬)」と「pero(でも)」が全部「pelo(髪)」になってしまう。もちろん会話には流れってもんがあるからだいたい通じるけど、おばちゃんの「オー、マイ・ガッチ」を聞いた時の私と同じように、微妙な気持ちを抱いている人も少なからずいるはずだ。
「えっ?彼の毛が可愛い?何言ってるの、よく見て、あの人ハゲじゃない!・・・あ、犬のことか」
とかね(苦笑)
こんにちは。
これは、チリ人やコロンビア人も同じですね。
いや、おそらく、ラテンアメリカすべての様な
気がします。
MITSUBISHIは、『みつびち』
SUSHIは、『すち』
と聞こえます。ちょっと、かわいいですけど。
匿名様。そうですね、やっぱり母国語にない発音は難しいです。でもペルー人は大体「スシ」って言えてますね。(スの後ろに1/4くらいの大きさのゥが入る感じで/笑)それだけ日本文化に馴染みがあるのかな~、なんて思ったり。