ペルー北部、アマゾナス州で35基におよぶ新たな石棺が発見された。同州ボンガラ郡の通称「エル・ティグレ」エリアにおいてハサン村のグルベール・チャベス氏と学生のグループが見つけたこれらの石棺は、円形もしくは半円形状で、チャチャポヤス文化に属するもの。
ゴロルケ山の下部に位置するこれらの石棺は、今年6月に望遠レンズ付きのカメラで初めて捉えられた。その後9月に調査隊が現地入りし約70センチメートルの石棺群を確認、その大きさから子供だけを埋葬した墓所ではないかと考えられている。
ペルー通商観光省地方政府支局のマヌエル・カバーニャス・ロペス局長は、整備保全ならびに盗掘・毀損防止に向けた調査が計画されているとし、世界的にも類のない発見であり保存して観光コースに組み入れたいと述べた。
アマゾナス州にある多くの石棺とは対照的に、今回発見された石棺群は集落跡のある西側を向いている。これらを含め、同州には7つの地区に計325基の石棺が現存する。
(ソース: Perú21.pe)