現在リマで唯一の高架式電気鉄道、通称メトロ。リマ市南部の Villa El Salvador 区と、セントロの Grau (グラウ)駅を結ぶ大量輸送システムだ。一方、このメトロと並行して市の西側を南北に走っているのが、連結式の大型バス Metropolitano (メトロポリターノ)。この二大交通インフラをつなぐ補完バス路線が9月6日から試験運行されている。
この補完バスは、メトロポリターノのハブステーション Estación Central (中央駅)と、La Victoria区にある繊維問屋街への玄関口・メトロの Gamarra (ガマラ) 駅を結ぶもので、セントロのシェラトンホテル付近から乗車できる。
バスは主に Grau (グラウ)通りを走行し、往路は Av. Aviación (アビアシオン通り)を、復路は Jr. Huánuco (ワヌコ通り)を抜け Estación Central へと戻る。路線と交差する主要通り付近にはバス停が設置され、運行時間帯は午前10時から午後4時まで(Gamarra の始発は午前10時25分、Estación Central の最終は午後3時40分)、全線均一の乗車料金は1ソル(メトロポリターノ・補完バス間の乗継統合料金は2ソレス)。