ペルー国家統計情報局(INEI)によると、今年第一四半期に全国で発生した交通死亡事故は658件で、死者は781人に上ることが判明した。
同死者数のうち594人が男性で、女性は187人。未成年者は165人(男118人・女47人)だった。また、同四半期に起きた交通事故2万4342件のうち、10.8%に相当する2636件が飲酒運転によるものであった。
2003年から2012年までの10年間における交通事故死者の合計は3万3364人で、うち2010年から2012年までの3年間は1万317人。2012年の死者数は2011年を639人上回る4050人だった。
2012年の交通死亡事故発生件数は合計3330件で、主な原因は速度超過が1270件、わき見運転767件、飲酒運転393件、歩行者の不注意によるものが362件であった。
また、2012年の交通事故総数は9万5619件で、うち11.1%にあたる1万585件は飲酒運転が原因と報告された。
(ソース: アンデス通信社)
筆者註: 2012年度の交通事故死亡者数はペルーが4050人(INEI数値)、日本が4411人(警察庁調べ)。2011年度の両国の人口(ペルー2940万人、日本約1億2780万人)をペースにこれらの死者数を比較すると、総人口当たりの死亡者率はペルーが0.013775%、日本が0.003451%となり、単純にペルーは日本の3.99倍交通事故死の可能性が高いということになる。