2013年上半期対日輸出18%減

日本はペルーにとって世界第5位の輸出相手国だ。しかし、国際的な不況はペルーの対日輸出にも影を落としている。

2012年度におけるペルーから日本への輸出額は(前年比で)18.4%増えたが、今年上半期の対日輸出額は11億4100万米ドルと前年同期比で18%も落ち込んだ。

日本ペルー経済委員会(CEPEJA)のルイス・ベガ委員長は、「鉱業部門の落ち込みが主な要因となっている。ペルーの伝統産品輸出の7割は鉱業部門に依存しているからだ」と述べる。

中でも銅は日本向け鉱業輸出全体の61.5%を占める。ベガ委員長は、2012年度には輸出総額のわずか5%にしか満たなかった、農産物を始めとする非伝統産品の活性化が求められると語り、併せて生産性の向上も必要と付け加えた。

2012年度のペルー対日輸出額は25億7500万米ドルに上った。これは2012年3月に発効された日秘経済連携協定(EPA)の影響を受けたものと見られる。

日本の対秘輸出では、自動車(51.8%)と機械装置(21%)が輸出額の大半を占めている。ペルー国税庁(SUNAT)の発表によると、2013年上半期の自動車部門輸入額は3億5千万米ドルを超えている。

(ソース: エル・コメルシオ)