ペルーで強盗や窃盗の被害を防ぐノウハウ【動画】

7月28日はペルーの独立記念日。国中が祝賀ムード一色に染まる一方、毎年7月は強盗や窃盗などの犯罪が増加する傾向にあるようです。このような犯罪の被害を未然に防ぐため、自治体が作成した防犯啓発ビデオをいち早くご紹介。日本語の解説と併せてご覧ください。

動画の解説:

強盗や窃盗の被害に会わないために

1. ひったくりを防ぐには

  • 人気のない場所や薄暗い場所を通らない
  • 鞄やハンドバックはひったくられないよう車道側には抱えず、かつ車の流れに相対して歩く
  • バス停や駅では特に注意。人混みを避け、誰ががぶつかってきたら財布が掏られていないか確認
  • 買い物時はぼんやりしないこと。周りの人に注意し、バッグはしっかりと抱え常に気を配る
  • 通りで怪しい人が近づいて来るのに気付いたら、素早く逃げて人通りのある場所へ向かう
  • 歩行中に車に尾けられたら、進行方向を変えるか車道の反対側へ渡る
  • 拳銃等で武装した強盗犯の多くは、徒歩や車での帰宅時を狙うようになってきている。このことから、帰宅時に車を停める際には前もって道路および街路樹、電柱、駐車中の車両など付近に犯人が身を隠していそうな場所を注意深く見回し、怪しい人影や車両に気付いたら止まらずにその場を走り去ること。
  • 歩行中にぼんやりしない。また、見知らぬ人が道を尋ねてきたり、携帯電話の使い方を聞いたりしてきても言葉を交わしてはいけない。

2. 空き巣・押込強盗を防ぐには

  • 週末や祝日には特に家を留守にしないこと。留守にする場合は、出かける際家の中にあたかも誰かが居るように振る舞う
  • 玄関周辺や窓、戸口は鉄格子で強化
  • 勝手口やガレージもおろそかにせず、メインゲート同様に防犯
  • 梯子を使った空き巣狙いにも注意
  • 合鍵は作らず、鍵を失くしたら錠前を新しくする
  • 屋外は照明で十分明るくすること。特に庭やパティオのある家屋では、夜間死角となる暗い部分がなくなるように
  • 少なくとも年に一度、身分証原本や犯罪・訴追歴等の個人基礎情報調査に協力すること
  • 個人情報については、電話による詐欺(オレオレ詐欺)の被害に会わないよう確実に処分すること
  • 見知らぬ人やセールスマン、行商人、訪問アンケートなど、あなたが呼んでいない人が来てもドアを開けないこと
  • もし怪しい人が中に入ってこようとしたら、自治体の警備センターか緊急センターに直接電話し、その人物の身体的特徴全てを告げること
  • 家の付近でナンバープレートが外されていたり、スモークフィルムを窓に貼っている不審な車両や不審な人物を見かけたら、挙動を注視する(強盗犯や誘拐犯が車内からターゲットの動向を観察しているケースがある)
  • 防犯アラームやセキュリティシステムの設置を検討すること。備えあれば憂いなし
  • 空き巣に気付いても慌てず騒がず。反撃に会いけがをする危険あり
  • 近所の家の空き巣に気付いたら、警察に通報を。自分の家であれば、できればその場を離れ、安全な場所から通報を
  • 近隣住民と共同で、ホイッスルや携帯電話等を使った防犯対策を講じておく。グループでの防犯対策はより効果的。
  • 空き巣や強盗に遭遇したら、自治体か国家警察の緊急ダイヤル宛に通報すること

3. 自動車盗難を防ぐには

  • 停車して道を尋ねても不審人物に襲われないよう、目的地まで安全なルートを選ぶ
  • 車は駐車場に停める。車両盗難の77%は路上駐車中に発生
  • 薄暗い場所や目的地から離れた場所に駐車しない
  • 他人の家などを訪ねる際には、車のアラームを作動させた上で警備員の目が届く範囲に駐車すること
  • 駐車の際はドアロックを確実に
  • 車を離れる場合は、バックなど貴重品を外から見える位置に置かない
  • ショッピングセンター、銀行、ATMの近くでは常に不審車両に注意する
  • 交差点や信号では、車の周囲や不審者に注意する
  • 他の車両が不自然にぶつかってきた場合には、車の進路を塞いだ物盗り(車上盗)の可能性があるため、口論を避け警察署に出向くか近くの交通警官に処理を任せる
  • 車両登録証や鍵などを車内に置いたままにしない
  • 車両盗難警報装置を取り付けておくこと。できればGPSやTrabagasも。

(ソース: Municipalidad de Santiago de Surco)