エクアドルとチリにおけるAH1N1型インフルエンザの今年度の感染者は480人、死者は38人になった。両国の保健衛生当局が伝えた。
エクアドルの保健相カリーナ・バンセは、今のところ流行の兆しは見受けられないとしながらも、50人が感染し3人が死亡したと伝えた。
一方、チリの保健相によると同国内の感染者は430人で、死者は35人。死亡者の内12人はタラパカ地方の住人だという。首都サンティアゴから約1800km北に位置するタラパカ地方のラ・ティラナ村では、毎年7月16日に聖母カルメンの祭りが行われ、通常は千人にも満たないこの村に国内外から25万人近くの人々が訪れる。
チリ保健当局は、インフルエンザの影響で今年の来村者は15万人~17万人まで減少すると見ている。また、来村にあたっては事前のワクチン接種が必要だとしている。
ペルー国内のAH1N1による今年の死者は現在2人。一人は59才の男性で、肝硬変と糖尿および喘息を患っていた。もう一人は58才の三輪タクシー運転手で、糖尿病と高血圧症の患者。両名ともカリャオの病院に入院していた。
(ソース: エル・コメルシオ)