プエルトマルドナード サンドバル湖

鳥ロッジ滞在3日目。今日はプエルトマルドナードのホテルに戻り、そこを拠点に観光することになっていた。朝ロッジを出発して、ボートと車を乗り継ぎ、初日に泊まった「ワサイ・マルドナード・エコ・ロッジ(WMEL)」へ。荷物を下ろし、少し休憩した。昼食後、今日の目的地、「Lago Sandoval/サンドバル湖」へ向かう。WMELはマードレ・デ・ディオス川に面しており、小さいながら動植物の生態系を維持している。ロッジには野鳥がたくさん訪れるし、時折ナマケモノも姿を現すとか。部屋の電気が異常に暗いのが難点だが、小さなプールもあるし、街にいながらジャングルっぽい雰囲気が楽しめるナチュラルな宿だ。

午後、プエルトマルドナードからボートでマードレ・デ・ディオス川を30分ほど上り、岸に上陸。ここから約3km、45分ほど歩くらしい。

歩くのはイヤじゃないが、とにかく蚊が多い!写真を撮るために立ち止まった瞬間、一気に襲い掛かってくる。しかも道がすこぶる悪い。粘土質の地面が荷車の轍や人の足跡の形のまま固まっており、道がでこぼこ。薄いビーチサンダルなんかだと、足の裏が痛くなる可能性大。

途中でまたサルの群れに遭遇したり、プルーとイエローが鮮やかなルリコンゴウインコを見たりと立ち止まることが多く、1時間以上かかって小さな船着場に到着。それにしても、この森の蚊やアブには日本製の虫除けスプレーの匂いが好評らしく、スプレーをすればするほど纏わりついてくるのには本当に参った。奴らはズボンや服の上からも刺してくる。もう堪らん。

タンボパタ・カンダモ国立自然保護区の中にあるサンドバル湖は、その美しさで有名。また貴重な野生カワウソの生息地でもある。しかし環境の変化に敏感な動物のため、その数は年々減少。現在は、2家族と一匹狼ならぬ一匹カワウソの計11匹しかおらず、絶滅の危機にあるらしい。

サンドバル湖ではモーター付ボートは禁止。木々に囲まれた小さな水路を、手漕ぎボートで静かに進む。インディージョーンズ的なシチュエーションにワクワク。そして目の前に広がるサンドバル湖の美しさといったら!

まるで水鏡。

サンドバル湖は本当に美しかった。陽が傾くにつれ、その表情も刻々と変化していく。最後にはブラック・カイマンも見れて大満足。帰り道は・・・また蚊だらけで大変だったけど、行く価値あり。他の観光客でタンクトップでも平気な人がいたから、日本の虫除けじゃないほうがいいのかも?もしまた行く機会があったら、今度はペルー製のでチャレンジしてみよう。

マードレ・デ・ディオス川に落ちる夕陽。とっぷりと日が暮れるまで遊んで、本当に楽しかった。

サンドバル湖の近くには、「サルの島」という観光地もある。でもジュディに聞いたら、「あそこは野生のサルではなく、外から集めてきたものです。あなたはこれだけ野生のサルを見たんだから、必要ないでしょう」と言われたのでやめた。確かに3日間で100匹以上見たもんね。しかしガイドがそんなこと言っていいのか?

ロッジで今日のおさらいをして、ジュディとお別れ。チップを受け取った時の嬉しそうな顔が、素直でよろしい。若いけど、良いガイドさんに当たってよかった。

長々とお付き合い頂いたプエルトマルドナード・ジャングル編は、これでおしまい。次はやっと街編!

“プエルトマルドナード サンドバル湖” への2件の返信

  1. 蚊に食われるのは困るけど、なんて素晴らしい景色!
    次回はローカル虫除けで悠々と楽しめるといいですね
    …虫除けはローカル製品に限る、かぁ

  2. ペルーの虫よけもあまり効かないんだよね。とにかく服を着て防御!が一番なんだけど服の上から刺されるから意味なし(涙) 年中虫刺されで手も足もみっともないよー!でもまあ、素晴らしい景色を堪能できたんだからその価値はありだね♪

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