(もうすでに忘れつつありますが)プエルトマルドナードの続きを・・・
ロッジで一休みした後、ジュディと一緒に森へ向かった。タンボパタ国立保護区内には11のロッジがあるそうだが、WTLは奥から2番目。ジュディ曰く、WTL周辺の動物生態系は、とても良い状態を保っているそうだ。
後日訪れたコルパやサンドバル湖といった目玉ポイントとは違い、Caminata (ジャングル探検)は、各ロッジを起点に周辺の森を歩くことになる。良い状態と聞いて、こちらも良い気分。動物ウォッチングも期待もできそうだ。
★下手な写真で恐縮ですが、初めて見たので♪羽が透明な蝶を発見。Greta otoと呼ばれるタテハチョウの仲間らしい。羽を通して向うの葉が見えたことに感動した。
英語版Wikiによるとメキシコからパナマにかけて、スペイン語版Wikiではメキシコからパナマ、コロンビア、ベネズエラに生息とあった。でもここタンボパタにも結構いるらしく、ジュディの携帯には他の個体の写真もあった。それだけタンボパタの実力が、海外に知られていないということだろう。
こちらはなぜか「Mono Fraile (修道士猿)」と呼ばれるSaimiri sciureus/コモンリスザル。あちこちをうろついて木の実を集める様子が、托鉢をする修道士のように見えたそうだ。(↑当て推量です。信じないで。)
“リス”というほど小さくはないけど、そのちょろちょろとした動きは確かにリスっぽいかも。いつまでもこっちを気にしつつ、森の奥へと消えていった。
高いヤシの上で実を頬張る、「Machin Negro/フサオマキザル」。せっかくのご機嫌なお食事タイムを邪魔した私たちに、牙をむき出し物凄い勢いで威嚇してきた。この写真では見えないが、その牙は長く鋭い。あれで噛みつかれたら、指など簡単に噛み千切られてしまうだろう。
じーっ。動物園のサルはワサワサと落ち着きのないイメージだが、こちらは”森の主感”たっぷり。鷹揚としているし、警戒はするものの怯えてはいない。人間に興味深々、こちらをじっくりと観察していた。
さすが保護区、動物たちがノビノビしている。この後もモルフォ蝶を見たり、色んなインコを見ることができた。しかし、ただでさえ深い森、その上高い木の上にいる動物たちをカメラに収めるのは本当に難しい。500㎜レンズでないと絶対無理!でも私には重たすぎて(高すぎて)無理なのよね。ああ、中古でいいからよい出物はないかしら…
1時間ほどのカミナータを終え、ロッジへ。部屋のすぐそばで「Russet-backed Oropendola/オロペンドラ」が大好きなパパイヤの実をついばんでいた。アマゾンに多く見られるオロペンドラ。尾羽の黄色が鮮やかだ。
夜のカミナータは残念ながらイマイチで、クモやバッタ、ナナフシ程度しかいなかった。カエルが見れると思ったのになぁ。
WTLは夜10時に消灯。というか、夜10時に自家発電機が止まるので、強制的に消灯となる。明日は朝4時に集合と言われたが、朝も電気が使えない。夕食後にのんびりワインタイムという訳にもいかず、急いで準備をした。
それにしても、アマゾンとはいえ夜は冷える。特に5月は「Mes frío (寒い月)」だ。水シャワーに耐えながら身体と髪を洗ったが、部屋にはコンセント自体がなく、ドライヤーなど無用の長物。乾布摩擦だと思えばいいのだが、40過ぎの女には辛いことだ。
よい動物生態系を守るということは、利便性を犠牲にすること。それは分かっている。分かってはいるけどね…(涙)ちなみに、日本人は滅多に来ないというタンボパタですが、その多くはinkaterra/インカテラに宿泊するそうです。お湯、万歳!
鱗粉のないチョウってなんだか不思議。モルフォ蝶も見たのね~いいなぁ
野生動物の観察は、一回で絶対見られる!というものではないから日程には余裕があった方がいいってことですね。
アマゾンのただ中でなら水シャワーもまぁいたし方なしだと思うよ~
伯の国のこぎれいなアパートで(水になるなっ)の呪文むなしく無情にもお湯切れになった日にゃぁ…お~いおいおい(泣)
お湯が湯水のように使えるっていう点では、やっぱ日本は便利やね
他にもいろんな蝶がいたよ~。でもひらひらと舞うから全然レンズに収められない。しかも羽を広げた状態はすごくきれいなのに、閉じていたら蛾みたいで撮る気がなくなるとか(モルフォ蝶も)。でも虫フェチには堪らんやろね。お湯の件は仕方がないのは分かってるんだけど、アマゾンの夜って結構冷えるから辛かった(涙) 日本は水質もいいしお湯はたっぷりだし、本当に贅沢!