6月17日(月) 阪急交通社・海外現地生情報に「『セチン遺跡』と、アンデス文明の起源に迫る5500年前の地下円形広場」が掲載されました。
場所が中途半端ということもあり、一般の旅行者にはちょっと縁の薄い遺跡かもしれませんが…。セロ・セチン遺跡は、他のアンデス文明の遺跡には見られない独特のレリーフで有名。「遺跡ってどうもみんな同じに見えちゃうんだよね…」という方も、このレリーフだけはきっと印象に残るはず!(笑)
そしてメキシコ好きにもぜひ見てほしいですね~。なぜならこのセチンのレリーフは、世界遺産「モンテ・アルバン」遺跡内にある「踊る人々の神殿」のレリーフにすごく似ているからなんです!時代的にも距離的にもかけ離れているのに、なぜここまで似ているのか?もしかしたらこのセチン文化を作った人々が北上し、メキシコまで到達したのかも…なんて考えるのも面白いものですね。
それにしても、セチンのすぐそばからは、5500年前のものと思われる円形広場も発見されているというのに、資金不足からかその発掘は全然進んでいないようです。ペルーは歴史や文化もあり、鉱物や天然資源にも恵まれたお宝のような国なのに、いろんな意味でいつも残念。セチン・バホのプロジェクトも、細々とでもいいから続いてほしいです。