電話にまつわる思い出をひとつ。

3月25日(月) NTT COMZINEに「メールは便利、でもやっぱり電話が一番」が掲載されました!

ペルーの固定電話契約には様々なプランがありますが、多くの場合、月額基本料金にはかなりの通話料金が含まれています。また固定電話ならペルー全国どこでもOKというものが多いので、 遠く離れて暮らす家族にも気軽に電話を掛けることができます。地方出身者の多いリマでは、大変ありがたいサービスと言えるでしょう。

ところで、その昔このアパートの改築工事を あるgasfitero(ガスフィテロ/配管工)のおっちゃんにお願いしました。このおっちゃん、腕は悪くないのですが、小さなウソをたくさんつく人でした。

ふり返ってみるに、コヤツには随分と騙され、ボッタくられたものです。まあ、そういう経験を積んでこそのペルー生活ですし、今となっては笑い話なんですが・・・うきーっ。

まだまだ工事が続いていたある日、とあえず固定電話を設置しました。ただ、まだ引っ越し前でしたしその後一時帰国の予定もあったので、一番お安い「市内通話だけ○○分込み」というプランにしました。

これで私が工事を見張りながらどこかに電話するのも、うちで働いている(←実際にはよく仕事をブッチしやがりました)おっちゃんに こちらから連絡するのも楽になります。リマ市内さえ電話できれば十分です。

でもおっちゃんには、「うちの電話は絶対使わないでね!」と 強く念を押しておきました。そりゃそうです。私がいない時に、私用でがんがん使われては堪りません。多少の市内通話は大目に見ますが、それでも 「絶対ダメ!」と言っておかなければそりゃあ好き勝手されてしまいます。

そして一か月後。請求書には、訳のわからん通話料金が記載されていました。なんと「Larga distancia nacional(国内長距離電話)」の料金がたんまりと請求されているではありませんか。あれほど「ダメ」と毎日言っておいたのに、やーっぱりね。

おっちゃんに問いただすと、「えっ、いや、その・・・ 電話がちゃんと機能しているか調べていたんですよ」という、アホな言い訳がかえってきました。もちろん却下です。その電話代はおっちゃんの給料から引かせてもらいました。

今思えば、おっちゃんは「市内及び国内長距離電話の通話料込みこみプラン」だと思っていたのかもしれません。だから私がいくら使うなと言っても、「へへへ、どうせ分からんだろうに」と舐めていたのでしょう。

明細を見せた時の、あのマヌケな顔は忘れられません。神様はちゃーんと見ているのですよ。あんた、カトリックでしょうが。うりゃっ!電話の通話料の話をすると、あのおっちゃんの顔を思い出します。

ご掲載頂いた記事は「電話とメール」についてですが、 思い出しちゃったのでつい書いてしまいました。はは。

“電話にまつわる思い出をひとつ。” への2件の返信

  1. バレなきゃ私用電話・ぼったくり…やっぱりどっかの国と似てますねぇ
    彼の国で鍛えられたおかげで嘘つきおっちゃんをギャフン!と言わせられたのかも。
    いや~無駄な経験ってなにひとつない、という良いお手本だ?!(だからって思い出しむき~っ!が無くなるわけじゃないけどね 笑)

  2. はは、そうそう!イ国を経験して本当によかったと思うよ。何があっても最後は「やっぱりマシだねぇ」ってなるもん(苦笑) もちろんあの国もいいところいっぱいあったけどね♪ほんと、人生無駄な経験てなにひとつない、ですなぁ(笑)

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