チャチャポヤス2日目 後半。
カラヒアの石棺を見に行った帰り。「ほらほら、この植物はエアプランツの一種なんだけど、地元じゃベッドマットの詰め物にも使うんだよ」
とロナルくん。いや、怪しいからさ、それ。
まーったくいい加減な旅行代理店Bである。私たちから回収できなかった損失分を、あの手この手で補填したいらしい。フリーガイドのロナルが代理店の指示に従うしかないのは分かる。でもさ、私たち客の気持ちはどうなのよ???
「すみません、2人が到着するまで、ボクがみっちりとご説明します!」ってことで、じっくり話が聞けたからいいけどね。
しかしこの2人がなかなか来ない。ロナルは何度もオフィスに電話して、その到着を急かしていた。あのさー、待つのはいいけど、
その人たちが遅れたからってその後急かすのはなしだよねぇ?
なーんて希望的観測は簡単に打ち砕かれた。「あのワゴン車が出ちゃったら、ボクたち帰れません!だから急ぎましょう!」って、一体誰のせいだっつーの!
ペルー人って、自分たちは平気で遅れるくせに、自分の都合に合わせて相手を急かすのが得意だ。「自分が遅れたからこんな事態になってしまった。申し訳ない」なんて気持ちは微塵もない。人を待たせるだけ待たしておいて、平気で「早くしなきゃ大変だよ!」という。そういうところは本当に救えない。
30分以上遅れてきた女性二人組も、もちろん自分たちが悪いなんて思っちゃいない。誰にもお詫びの言葉など求めてはいけない。結局なるようにしかならないのだ。
でも遺跡見学はそれなりにちゃんと見れた。というか、誰もロナルの「急ぎましょう!」を聞いちゃあいない。女性二人組ものんびり記念撮影していたし、私たちも好き勝手に写真撮ってた。
「今、向こうに見えるあの雲は、あと30分でこっちにきます。雨が降る前に降りましょう!」へーい、へーい、あの2人が早く到着していればよかったのにねー。私たちだけのプライベートツアーだったら、まーったく問題なかったのにねー。雨が降るったって、本当かどうか分かんないじゃーん。30分でって、まだまだ時間があるじゃーん。
なんて思っていたら、本当に30分後に物凄い雨が降ってきた。しかも途中から雹に変わった!ペルーで雹を見たのは初めてだった。
途中途中の東屋で雨と雹を凌ぎつつ、びしょ濡れになりながら駐車場へと戻った。ロナルはまるで韋駄天のごとく、まるで空を飛ぶように坂道を下りていった。おいおい、客をほっていくなよな、まったく。
「遅れたのは私たちのせいじゃないもーん」と思いつつ、どうしても周囲が気になる日本人の私。でも、団体さんもあちこちで雨宿りをしていたらしく、そう長い時間待たせてはいなかったようだ。ほっ。でも私よりもっとほっとしていたのは、たぶんロナルだろう。
この後、途中の村で遅いランチを食べてチャチャポヤスへ戻った。代理店に文句を言おうかと思ったけど疲れていたし、言うエネルギーが無駄なのでやめた。
夕食の後、スーパーで缶ビールとアイスクリームを買ってネットして就寝。翌日がまたダメダメになるとも知らず、夢の中~♪
というか、いい加減にしろ、代理店B~~~!!!