チリ大学の言語学教授ダリオ・ロハス氏とFundéu BBVA財団チリ支部が実施した調査によると、チリ人の29.3%は自国民が熟語やブロークンな表現を濫用し、スペイン語圏の中でも良くないスペイン語だと感じているという。
また、チリ人の19.5%が、アルゼンチン人も同様に悪いスペイン語を話すと指摘している。
熟語や造語の多用といった語彙的な理由から、(チリ人は)自分たちの話し方が概ね正しくないと思っている。また、ボキャブラリー不足や、”pues”を”po”と発音したり、”¿me entiendes? (分ってるの?)”を”cachái”と言ってしまうような多くの口癖がクローズアップされている。
一方、チリ人が「正しいスペイン語が話されている国」と見なしている国家は、ペルー(37.8%)、スペイン(28.8%)、コロンビア(9.5%)だった。(その理由として)ペルー人のスペイン語については「正確で美しい発音」が、スペイン人が話すスペイン語に関しては「上品なアクセント」および「zとsをきちんと発声する点」が指摘されている。
ロハス教授は、(スペイン語の)正しい話法などについて、チリの首都サンティアゴに住むチリ人および外国人400人を対象にアンケートを取った。このアンケート結果の詳細は、ノルウェーのベルゲン大学が行った他のスペイン語圏の調査結果と共に、2013年初頭に公表される予定。
(ソース: Peru21)
「ペルーのスペイン語は本国スペインや中米に比べて雑で耳障り」という日本人の感想を耳にすることがありますが、スペイン語ネイティブたちは決してそう思っておらず、むしろ真逆なことが証明されました。本国よりも正確との誉れ高いペルーのスペイン語、西語留学を計画されている方は検討の価値ありです。