独立記念日前のリマの中華街にて。同じ紅白でも日本は「マル書いてちょん♪」的になりがちだが、ペルー国旗はあれこれとデザインしやすいらしく、毎年新作が登場。賑やかでよろしい♪
ところで「ペルーの独立記念日には各戸(各建物)ごとに国旗を掲揚すること」と法律で定められている。「俺はペルーが嫌いだ!」とか「外国人だから掲げません!」ってのは通じないらしい。
そのペルー国旗だが、赤・白・赤だけのシンプルな物と真ん中部分に紋章 (escudo)のある「Pabellón Nacional (公式な国旗)」の2種類があり、Pabellón Nacionalは政府や役所など公的機関のみ使用、一般市民はこのタイプを使ってはいけないと、これも法律で決まっている。
でもみんなそんなことはお構いなし。好きなほう(手元にあるほう)を掲げて、好きなように祝っている。「とりあえず国旗を揚げときゃ、文句はねえんだろ」ってなもんかな。厳しいようでユルい。The Peru!
ところで今年の独立記念日=オリャンタ・ウマラ政権誕生一周年記念日だ。「左派路線まっしぐら!」なこともなく、思ったより安定した一年だったと思うが、治安はちょいと悪くなってる気がして不満。タクシー強盗の話やら、バスの中でのスリの話やら。身近な人々にも被害者がいる。私だっていつ被害にあうか分からない。
あと、米ドルに対してペルー通貨ソルがやたらと強すぎ!現在1ドル2.60~2.62で、銀行だったら2.60を軽く切っている。数年前は1ドル3.00以上だったのに、これじゃ円高の恩恵などまったくない。物価も上がってきている上に、ドルの価値が下がる一方だから大変。ペルー通貨で稼げる仕事、ないかしらん?
国家レベルの最大懸念は、カハマルカのコンガ鉱山で起こっている社会闘争。コンガ開発プロジェクトに対する反対運動は、去年からずっと続いている。この問題に対し、「今、我々は問題を解決しつつある。しかし明らかに一年では(すべての解決には)十分ではない。私は魔法使いではないのだから」と、本日のウマラ大統領。まあ確かにね、魔法使いだったら逆に困るしね。
そんなこんなでカハマルカには非常事態宣言が出されちゃってるため、今年はかの地の観光情報執筆を断念しております。カハマルカ、いいところなのにとっても残念だわ。
さて二年目の今年はどう舵を切るかな?とにもかくにも平和に暮らせますように。
たった一言…
平和が一番!!
こんにちは。
いつも貴重な情報を有難うございます。
最近、リマへ行きましたが、国旗の掲揚は地区による
ようです。サン・イシドロ、サン・ボルハなどでは、各戸
国旗を掲揚していましたが、他の地域では、ほとんど
見かけませんでした。
タクシーの運転手に聞くと、やはり、温度差というか、
遵法意識に差異があるようです。
コンガ鉱山の問題は頭が痛いですね。北部地方での
商業活動は、かなり低下しているようです。
うん、本当に!!
HOLA~♪遅ればせながら…ペルー独立記念日おめでとう!
これからも、ペルーの地に根ざした活動を、楽しんでね♪ ;)