ペルー人の出生地を知る方法

今日7月28日はペルーの独立記念日。連休を利用して帰省するペルー人も多く、この時期の長距離バス料金は2倍から3倍に跳ね上がります。

ペルー人は同郷の出身者を”paisano / paisana”と呼びますが、この出生地は成人のペルー人なら誰もが持っているDNI、すなわち身分証明書の表に明記されています。

DNIの中ほど、生年月日のとなりに表記されている6ケタの数字(Ubigeo / Código de Ubicación Geográfica)が所有者の出生地を意味します。これは出生地をコード化したもので、上二桁が州、中二桁が郡、下二桁がそれぞれの地区を表しています。

例えば身分証の所有者がリマ市のミラフローレス区で生まれたならば、Ubigeoの表記は次のようになります。

  • Departamento: Lima = 15
  • Provincia: Lima = 01
  • Distrito: Miraflores = 22

Ubigeo = 150122

また、現住所はDNIの裏面にアルファベットで記載されています。最新のUbigeoコード表は、INEI (ペルー国家統計情報局)のサイトからダウンロードできます(dbfファイル)。

さらに、Estado Civilの欄を見れば所有者が既婚か独身か判別できます。既婚の場合は表記がCasado/a、独身者ならSoltero/a、離婚者ならDivorciado/a、寡夫もしくは寡婦であればViudo/aになります。なお、既婚から独身への変更も可能なので、表記が独身(Soltero/a)だからといって未婚とは限らないのがミソです。以上DNIの豆知識でした。