穏やかな土曜の朝。下の階に暮らすカロリーナが我が家にやってきてこう言った。
「ケ~イコ(←彼女は私の名前をいつもこうやって延ばして呼ぶ)、今日の午後、うちにマリアッチが来るの。少しの間煩くなるんだけど、いいかしら?」
へっ?マリアッチ?こんな小さなアパートに呼ぶな~!と一瞬思ったが、どうやらお母さんの誕生日らしく、家族親戚でお祝いするらしい。
「3時ごろから45分だけ」というとっても短時間の話だし、もちろんお祝いごとなので、こちらも快く了承したのだけど。
それにしても驚いた。
1. 「これから煩くなります」なんて事前に言うペルー人はまずいない!このご夫婦は常識的で我が家ともよい関係なんだけど、それでもこの親切な行動には驚いた。確かに “土曜の午後から日曜は大きな音を立ててはいけない” という区の条例があるけど、ことフィエスタに関してだけは治外法権の国。バンドを呼んで夜中まで騒ぐのが当たり前の国で、この対応は素晴らしいと思った。カロリーナ、偉い!
2. マリアッチの演奏がほぼ時間通りに始まって、1時間で終わった。ペルー時間のこの国で、「3時から45分」と言って「3時10分から1時間」で終わったのは、ある意味奇跡でしょう!もちろんマリアッチとの契約がそういう内容だったんだろうけど、そんなもの、契約通りに行くなんて誰も思っちゃいない。チューニングが半音ずれたトランペットには少々辟易したがクンビアがんがんよりずっと文化的で、聞いてきて気持ちいい。こちらも生演奏を楽しめてよかったっす。
3. フィエスタをお昼にしてくれると、こちらも嬉しい。静かな夜にマリアッチの奏でるセレナーデに耳を傾けながら軽く一杯・・・ってのは悪くはないが、お祝い事で賑やかな曲が多い場合はやっぱり煩い。あの音量じゃ、こっちのテレビは全然聞こえないしね~。5時ごろハッピバースデーを歌っていたので、あとはおしゃべりタイムだけだろう。さくさくっとお祝いしてあとは静かにご歓談ってしてくれるとご近所さんとしても助かります。
あ、そういえば、明日の夜中、わたくしめのFMラジオの収録がございます。夜中に話す電話の声って、結構響くんだよね・・・(時差の関係で夜中2時すぎですわ)私のほうが近所迷惑かも(苦笑)
カロリーナ、すまん。
1~3、どれを取ってもラテンの国とは思えない!
まさに奇跡☆
良いひとが下の階にいてくれてよかったですね…
ウチの上の階のひとと換えてほしいわぁ(苦笑)
収穫祭にあたるんだか、こちら今「ペスタ・ジュニーニョ(6月祭)」真っ最中。土日ともなると田舎っぺルックでパーティーに繰り出す老若男女とよくすれ違います。
いや、うちの上の階はどっぷりラテンの人だよ。大声だしアパートの約束事は守らないし我が儘だし嫌われてる。うちも大っきらい!だから上と上なら交換してもいいよ(笑) 6月祭ってどんなの???こりゃそちらのブログを見に行かねば!田舎っぺルックってのが気になるね~。こっちも6月はお祭り多いです♪
こんにちわ
ご近所さんはよい人がいいですね。
ラジオの収録ですか。
夜中の2時、それは大変ですね。^^
はい、なんとか無事終了しました。夜中は声がきちんと出ません。やっぱり何度やっても難しいです(汗)