日本は今ゴールデンウィークですね。ペルーにもたくさんの観光客が来られているようです。観光客の皆さま、どうぞペルーを思う存分楽しんで下さいね。
と、そんな中で気になるニュースが。先日おこった関越道でのバス事故。金沢から千葉へ向かう高速バスが起こした死亡事故・・・亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
★★★★★★★★★
ペルーは「安かろう悪かろう」が顕著な国。例えば国内を走る長距離バスも、その値段はバス会社によって本当に違う。同じ距離でも10ソレス代から数十、数百ソレスまでばらばら。その分サービスや安全性が大きく違ってくる。
安全はお金で買う国だから。リスクを負うのは自分だから。例えばCruz del SurやOltursaなどのいわゆる高級バスは、運賃も高いが安全性も高い。座席もきれいだし、サービスもいいし、何より到着地点までノンストップで走るため、途中で強盗を拾ってしまう危険性が極めて少ない。運転手も2人体制だし、GPSも装着しているし、トラブルがあった時にも対処しやすい。そういう安全性を確保するための経費は、ダイレクトに運賃に反映される。
比べて安いバスは本当に安い。しかし座席は汚いし、サービスなど存在しないし、一人でも多くの客を拾おうと途中から身元不明の人間を乗せるし、チマチマ停車するから所要時間も長くなるし、到着時間も遅れがちだし。正規のバス停以外から乗客を乗せることは禁止されているが、格安バス会社はそんな法律など守らない。だからバス強盗事件は後を絶たない。安いバスはとにかくリスクが高い。
もちろん希望のルートに残念なバス会社しか走っていない場合もあるだろう。そんなケースは仕方がないが、バックパッカ―が「むっちゃ安く移動できた」と嬉しそうにブログで書いているのを見ると「あー、生きていてよかったねぇ」と思わずにはいられない。
今回事故を起こしたバス会社の運賃は、3500円だったそうだ。他社は6000円前後だという。その差はなにか。明らかに安全性だろう。ペルー的に考えれば明白なことが、日本という国にいるとなぜかそういう視点が薄れる。
多くの犠牲を出してしまったこの痛ましい事故が無駄にならないよう、企業のみならず、消費者側も常にリスクを負うという覚悟を持つべきだと思う。
ペルーの夜間長距離バス、ノンストップ以外は利用しないのが基本ですね。
JICAに至っては夜間のバス利用そのものが制限されていて、わざわざ
飛行機で移動させられる場合もあるとか(笑)
そこまでの頭でっかちなリスクヘッジは逆にどうかと思いますが、
ペルー国内を安全度の高いバスで移動しても、3500円以下で
済むケースがほとんどだと思います。
安すぎる現地ツアーも予めよく検討したほうがいいでしょう。
人に偉そうなことを言いながら、私もつい安いほうをと思ってしまいます。でも他社の半額、となればやはり怪しいと思う癖をつけておくのは必要ですね。それにしても残念な事故でした。
この事故のおこるわずか1週間足らず前、深夜バスで上京したとこだったので、肝が冷えるニュースでした。
お安いのには弱いけど、安全に糸目をつけてはいけないな、とつくづく。治安の悪いところなら尚更ですね。
まずはちちゃさんに何事もなくてよかった。事故の状況をニュースで見る度に、被害者やその家族の無念を思います。従業員の幸せを踏み台にして利益ばかりを追求し、人の命を奪ってからやっとその罪に気付く企業があまりに多い。だからこそ自分で考えなきゃと改めて思った事故でした。
ほんとに大変な事故でした。
安いのにはやはり理由がありますね。
痛感せられました。
息子さんもよく夜行バスで移動されるから、人ごとではありませんよね。私も移動方法を選ぶ時は慎重にと改めて思いました。