El Día de Santa Rosa

8月29日(月) 阪急交通社・海外現地生情報にリマの日比谷公園?パルケ・デ・ラ・エクスポジシオン」が掲載されました!

宗主国スペインからの独立後の発展を、諸国に示そうと行われたリマ博覧会。その会場は今もなお、様々なイベントに利用されています。美術館あり、日本庭園あり、のんびり寛げるベンチや緑の木陰もあり。

周囲の喧騒から逃れて一休みするにももってこいのこの公園は、まさにリマっ子にとっての「日比谷公園」であります♪

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リマのサンタロサ8月30日は「el día de Santa Rosa de Lima」。ラテンアメリカ初の聖女である聖ロサは、ペルー共和国、リマ市、ペルー国家警察、ペルー看護婦、アメリカ大陸、フィリピン、インド、そして世界中の多くの都市の守護聖女でもあります。

29日、セントロにあるConvento Santa Rosa(サンタ・ロサ修道院)へ。ここには有名な「サンタ・ロサの井戸」がある。少しでも神の御許に近づけるよう、苦行を重ねたロサ。自身の身体を鎖できつく縛り上げ、その鍵を井戸に投げ込んだのだとか。しかしあまりの痛みにもだえ苦しんだ彼女は、神へ救いを求め祈った。すると、その鎖はひとりでに壊れたのだという。

まー、こんなきれいなお顔して、大胆なことをなさるもんだ(笑)

彼女にまつわる奇跡の話は星の数ほどあり、それらをまとめた小冊子が修道院付近でたくさん売られている。またサンタ・ロサへの手紙も売られている。1枚30センティモ、2枚50センティモ。私もお願いをいっぱい託して、井戸に投げ入れてきた。

サンタロサの行列午後、彼女が眠るサント・ドミンゴ教会からカテドラルへ聖行列が行われた。聖行列の開始を知らせる鐘と警察のパトカーのサイレンが同時に鳴り響く。一見あり得ない組み合わせなのに、なぜか微妙なハーモニーを奏でていた。修道士と若手警察官(たぶんむっちゃエリートたち)が、神妙な表情で神輿を担ぐ姿もなかなか美しい。

清貧を保ち苦行を重ねた結果、衰弱し若くして亡くなったロサ。まさか死後にこんな大勢の男性に担がれることになるとは、夢にも思っていなかっただろう。

願いの井戸「どうか願いが叶いますように」

今日30日は、朝から大変な行列ができているようだ。朝10時のニュースでは、すでに10クアドラ(約1kmくらいかな)以上の行列ができているとか。「迷子防止のため、子供には名前や住所、連絡先を記した紙を持たせましょう」という注意事項も事前に流れていたほど。日本の初詣と同じだね。

ちなみに土日と絡めて4連休を取っている人も多く、故郷に帰る人々を狙って、恒例とも言えるバスの便乗値上げが。ニュースでは、リマ→チクラヨ間のバスは通常S/.25(約750円)のところ、S/.45~50(1350~1500円)に値上げされていると。

えっ?バスが750円?やっすー!

私が今回のチクラヨ旅行で利用したバスは片道S/.80(2400円)。もちろんもーっと高いバスもある。その代わり座席や車内サービス、安全性、快適さは雲泥の差。

しかしペルーって本当に階層社会だなーと思う瞬間だったりもします。

“El Día de Santa Rosa” への2件の返信

  1. ラテンアメリカ諸国ではあまりにも有名なこの「薔薇の聖女」、日本ではほとんど知られてないようですね。31歳で早世した彼女、花屋さんの守護聖女とも言われているみたいです。

  2. そうですね、やはりカトリックの国ではありませんもんね。私もカトリックじゃないけど、彼女はリマの守護聖女なのでお祈りしてきました。花屋さんの守護聖女でもあるんですね、それは知りませんでした。ありがとうございます!

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