ペルー時間の昨夜10時ごろ、「国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディンが死亡」というニュースが入ってきた。
すぐさまテレビをつけ、CNNにチャンネルを合わせる。サマータイムを導入しているワシントンDCとの時差は1時間。あちらは夜11時を過ぎたころだった。
テレビ画面には、大勢の人々がホワイトハウス周辺に走り寄ってくる姿が映し出される。まだオバマ大統領の緊急声明は発表されていない。現在事実の最終確認中であり、声明内容を詰めているところだということだ。
しかしまるで、「年末のカウントダウンパーティーで秒読み直前」みたいな、そんな異常な興奮に人々は包まれていた。・・・本当に異常だった。
ビンラディンは凶悪なテロリストだ。自分たちの思想の前には、人の命などどうでもよい。多くの尊い命を命令一つで奪い去り、飽きもせずテロ行為を繰り返してきた。許すことはできない。できるわけがない。
でも、その死を心から喜び感動し、国旗を振りかざしながら「USA!USA!」と叫ぶ人々の姿には、どうしても違和感を覚える。人を殺害したことに狂喜乱舞するアメリカ人。「正義だ!」と殺害作戦を正当化するアメリカ人。自分の中でうまく消化できない、嫌な気持ちだ。
命に貴賎はないとか、平等だとかいうけど、私は人殺しの命と被害者の命が平等とは思っていない。でも、何千人、何万人にも望まれる死ってあるんだなって改めて思ったら、気持ち悪くなってしまった。
これからまた報復テロが激化して、多くの命が奪われるんだろうな。そんなことしなくても、最近は天災ばかりが続くと言うのに・・・なんだかもう、普通に生きていること自体が奇跡だと思う。
私も全く同じ違和感を覚えていました。後味の悪い気持ちです。
このことで、さらなる犠牲者が出ないことを本当に祈るばかりです。
私も同感です。
どんな敵であろうとも、人間を殺害した事実に歓喜するって理解できません。
あの映像を見ると、やっぱりアメリカ人って変なヒロイズムを持っているなーって思ってしまいます。
でも、私の友人のアメリカ人もあの騒ぎの様子には批判的な意見をFacebookに書いていたし、全てのアメリカ人がああではないと思うのです。
報道の仕方にも問題があるように思いました。ウサマ殺害を喜ぶアメリカ人のコメントばかりを故意に選んで流しているように感じたのですが、まるでアメリカの全国民がお祭り騒ぎしているかのように見えて、他国の多くの人に反米感情を持たせる要因になるような気がします。
報復テロが心配ですね。
しかも12歳の娘が殺害現場を見ていたということでしたよね。この子の胸に父殺害のシーンはどう焼き付いているのでしょう。負の連鎖とはまさにこのことでしょうね。
もちろんあの映像を見て、それをいさめる人も大勢いたでしょう。でもそうした人たちの存在はかき消され、マスコミは「強いアメリカ」「正義」とすることで大統領の支持率を上げ、政治の思うとおりに世論を持って行こうとしているのではないでしょうか。情報操作はどの国でもあるけれど、流されずに自分で考えるようにしなきゃって、ここ最近ずっと思っています。
個々人としてのアメリカ人には、悪くない…どころか良いひとだっていっぱいいる。
けど国家としてのアメリカは「永遠不滅で完全なる正義、絶対不可侵。けど外国にはお手出しし放題」って…
ナニ様アメリカ様?!!
……まぁ滅びるまでアメリカはこのまんまなんでしょうね
「ビンラディンの影響力はすでに失せているから、報復テロの恐れなし」なんて絶対ウソだねっ
たとえ指導力はなくとも、これでテロリストにまたとないジハードの口実を与えたのははっきりしてますね。それでも手を下さずにはいられなかったのか?それほど支持率を上げたかったのか??
なんにせよ後味悪い限りだわ。
ほんとナニ様。個々人ではこうした報道や報復に心を痛めている人もたくさんいると思うけどね。テロ側も報復を宣言していて、どんどんテロを予告している。アメリカ様の言うとおりにはならないというのに、そういうのが分からないんだね、あの人たちには。偉い人たち同士が一騎打ちでもすればいいのに。関係ない民を巻き込むのは、いい加減にしてほしい。
ほんと後味が悪かったです。
人を殺して喜ぶ、狂気としか思えません。
アメリカの考え方なんですね~~。^^
違う考えの人もいるでしょうが、あの報道では誰が見ても・・・マスコミや政治はこうして人心を惑わし、都合のいい事実を作っていく。恐ろしいですね。