今年初め窃盗容疑で誤認逮捕された在日ペルー人に対し、茨城県は11月4日の県議会において180万円の賠償金支払いを承認する模様です。被害を受けたペルー人の弁護士によると、この賠償金額は11月7日に行われる両者の調停会上で茨城県警側から提示される予定だそうです。
このペルー人は、2009年9月に茨城県の居酒屋で起こった窃盗事件に絡み、レジに残っていた指紋が元で逮捕され、21日間拘留されました。捜査の結果、この指紋は同氏が2003年に同レジを製造していた工場で働いていた際に付いたものと判明しましたが、その後同氏は容疑者扱いを受けたことにより復職も再就職もままならなかったということです。
茨城県警は今年7月誤認逮捕を認め、記者会見を行い公式に謝罪しました。誤認逮捕による具体的な賠償金額が事前に報道されるケースは珍しいと思います。
(ソース:RPP)