ワンカヨ2日目。今日はとってもいい天気!今日はフリーでワンカヨ市内を観光。まずはParque de la Identidadへ。ワンカの人々のアイデンティティを形成する音楽や芸術・文化の中で特に際立って素晴らしいものを記念して造られた、ちょっとガウディもどきの公園。グエル公園はタイルだが、こちらはワンカヨ産の天然石を使用。天然石のナチュラルな色合いと105種類もの植物の緑でとても落ち着く造りになっている。4年の歳月を費やして1996年12月6日に開園。ワンカヨの伝統工芸、mate(マテ)のオブジェがお出迎え。マテは、乾燥させたヒョウタンに彫刻を施した美しい民芸品。 午後はこの村にも行ってみよう。
入口にはケチュア語で、Sulpay(スルパイ)=Graciasと書いてあった。これだけ立派な公園が無料で開放されているのだから、こちらのほうこそありがとう。うん、いい公園だ。
これだけ木が多いと、小鳥もいっぱい。地元の女の子が「今拾ったの」とヒナを見せてくれた。別のオジサンが、園内の薬草について教えてくれた。「チルカは羊の毛を染めるんだよ」「ラミージャは頭痛や目まい、高山病に。」「棘がいっぱいのオルティーガは、リューマチの治療に使うんだ。」ワンカヨの人はとても親切だ。
Cerrito de La Libertad(解放の丘公園)にいた子供ガイド君。園内を案内して小遣い稼ぎをしている。地元の女の子が「今、拾ったの」と、ヒナを見せてくれこの日も「ボクが案内するよ!」と数人の少年たちに囲まれたけど、ゆっくりしたいだけだから、案内なんていらないんだよね。あまりのしつこさに、友達が「日本語話せる?ならガイドしてよ」って。あはは、イジワルだなー。自分はペルー人のくせに(笑)そんな中で、一番熱心だったのが彼。そんならまあ頼みましょうと、彼をご指名しました。うん、なかなか頑張ってたよ。ちゃんとチップもあげました。
この公園はワンカヨの中心部から北へ約1km、山裾にあって、ワンカヨ市内を一望できる。展望台だけじゃなく、教会やプール、斜面を利用した立派な青空劇場もあり、こちらも市民の憩いの場として人気のようだ。
太平洋戦争(チリとの戦争)で使われたという飛行機の模型?も。
ミニ動物園のアンデスキツネ。やる気なし。
お昼ご飯を食べに、市内に戻る。駅前の大きなショッピングモールのフードコートに行ってみた。ワンカヨの人に怒られそうだが、こんな立派なショッピングモールがあるなんて驚き!フードコートに出店している顔ぶれもまるきりリマと一緒で、物価もリマ並みに高い。その辺の食堂で食べれば4~5ソルのメニューが、ここでは9~10ソル。それでもお客さんはいっぱいで、よく繁盛していた。これまた違う意味で、アンデスの町を再認識。リマだけが大都会なんて思っちゃいけないなぁ。
でもって、Pollo a la Brasa(鶏の炭火焼)とポテトをがっついた私。何度も言うけど、ここは標高3200mを越す高地。さすがの鉄の胃も驚いたのだろう、この晩、食あたりになって、うんうん唸ることに(涙)