市場への浸透率はまだ低いものの、ペルーの保険セクターでは近年民間健康保険分野の伸張が目覚ましい。保険会社Marsh Rchderのリソ代表は、今日では同分野の保険料が業界の主な収入源のひとつになっていると発言。
今年に入ってから、多くの保険企業が種々の病気をカバーする自社健康保険商品の保険料値上げを表明しており、労働者民間健康保険(EPS)料では5%から6%、個人向け健康保険商品の保険料は10%から15%の値上げ幅が見込まれている。
値上げの理由について、リソ代表は「民間健康保険の利ざやは少なく、赤字の企業もあるため」と説明。国内業界の公表データによると、個人民間健康保険の保証範囲は400万ドルにまで達している。
リソ代表は、全国で計画されているインフラ整備事業の始動に伴い、今年下半期には保険の需要がさらに活性化し、市場は二ケタ成長すると予測。労災保険や傷害保険の付保により、インフラ投資は個人向け・企業向け双方の保険需要を促すとした。
(ソース: Gestión 15/07/15)