ペルーの大手旅行代理店「コンドルトラベル」を通じてペルー旅行を計画している外国人観光客は、温室効果ガスとして最も影響の大きい二酸化炭素の旅行中の排出を補填できるかもしれない。
コンドルトラベルは、マードレ・デ・ディオス州にあるタンボパタ自然保護区の森林保護を目的としたカーボンクレジット(温室効果ガス債権)を2年前に購入。欧米からの顧客にクレジットを販売し、その利益で環境調査協会(AIDER)や国家自然保護区管理事務局(SERNANP)と共にパルマ・レアル集落への持続的な観光プロジェクトを推進するのが目的、と同社の事業責任者は語る。
同社は、自社顧客の20%に相当する1万人の旅行者に対し、市価1ドルのクレジットを10ドルで定価販売することを計画。ラテンアメリカの旅行代理店で唯一カーボンクレジットを含めたツアーを提供する同社は、この企画で1トン近い二酸化炭素のオフセットが可能としている。
(ソース: El Comercio 18/06/15)