所有者不明の携帯電話番号が犯罪などに利用されるのを防ぐため、本日からペルーの携帯電話各キャリアに指紋登録認証システムの段階的導入が義務付けられる。
このシステムが設置されていない窓口では、携帯電話購入時に全国身分登録機関(RENIEC)に登録済の個人指紋データとの照合が求められるようになる。
運輸通信省によると、2016年6月4日までに所有者が判明しないプリペイド携帯電話番号は、翌日の6月5日以降30日の一部サービス停止および30日の全サービス停止期間を経た後登録が抹消され、使用できなくなる見込み。
内務相は、現在国内に携帯電話全体の8割に相当するおよそ2500万台のプリペイド携帯電話が存在、本人照合は携帯電話を用いた誘拐や恐喝を未然に防ぐのが目的と語る。
また、刑務所内からの架電による犯罪が多いことから、現在使用されているプリペイド回線についても照合を行うとした。
その他、本日から一人当たりのプリペイドSIM所有は最大で10枚に制限される。さらに、盗品や紛失した携帯電話の使用を未然に防ぐため、SIM購入時にはそのSIMを挿入する機器の提示が義務付けられる。
(ソース: La República 05/06/15)