ペルー:ペルー南部ティア・マリア鉱山開発計画に対する抗議活動に伴う注意喚起

情報種別:渡航情報(スポット情報)

1 ペルー南部のアレキパ州イスライ郡において、3月24日に発生したティア・マリア鉱山開発計画に反対する住民らによる抗議活動が活発化し、同活動の参加者が治安部隊の衝突で4月22日及び5月5日にそれぞれ1人ずつ、また、5月6日には警察官1人が死亡した他、これら一連の衝突で少なくとも民間人79人、治安部隊144人の負傷者が出ています。
また、一部暴徒化した抗議活動の参加者がバスを破壊、放火するなどの行為に及んだ他、5月14日、州都アレキパ市内中心部でも抗議活動者と治安部隊が衝突し、20人以上の負傷者が発生しました。

2 政府は、5月8日付の官報にて、ティア・マリア鉱山開発計画への抗議活動に対応する国家警察の後方支援を目的として、5月9日から6月7日まで同地に軍隊を派遣して治安維持活動を支援する大統領決議を公告しました。また、同抗議活動発生後、関係閣僚等を現地に派遣し、抗議活動のリーダーと事態の解決に向けた対話姿勢を示していますが、抗議活動側が対話に応じていないこともあり、今後の展開については不透明です。

3 つきましては、今後、同地域への渡航・滞在を予定されている方、又は既に滞在中の方は、上記情勢に留意の上、不測の事態に巻き込まれることのないよう、報道等で最新情報の入手に努めてください。また、本件に限らずデモや集会等に遭遇した場合は速やかにその場から離れるなど安全確保に十分注意を払ってください。
なお、ペルーにおいては、別途「危険情報」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=261#ad-image-0 )が発出されていますので、同内容についてもご留意ください。

出典:外務省 海外安全ホームページ (http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C130)

※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
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※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。