ペルー農業灌漑省(MINAGRI)およびペルー全国農業改革機構(INIA)の主催により今月26日から2日間にわたって開催された「キヌア革新見本市」で、リマ健康食レストラン協会の会員がキヌアの葉を使った斬新なメニューを披露し、このアンデス産食品の新たな可能性をアピールした。
同協会のホセ・ルイス・イガシオンナ会長によると、キヌアの葉のタンパク質含有率は20%以上(キヌアの粒は12%)あり、粒よりも多くのカルシウムとアミノ酸を含んでいるという。また、粒1㎏に対し葉は2.5㎏の割合で採れるが、この葉は通常廃棄される部位なので粒よりも安く入手できるというメリットがあるそうだ。
同見本市では、キヌアの葉入りトルティーヤ、キヌアの粒と葉のタマル、キヌア葉のグリーンソースがけ焼きそば、キヌア葉詰めケーキ、黒キヌアドリンクやスープを始めとする42種類のキヌアレシピが紹介された。
キヌアの葉にはホウレン草やクレソン以上の栄養価があり、ボリビアやエクアドルではすでに野菜として食べられている。
(ソース: アンデス通信社)