不良たちによるインカの遺跡への落書きが止まらない。クスコの様々な遺跡への落書きは今年171件にのぼり、当局は消去作業に追われている。文化省クスコ地方支局の調査登録部によると、クスコにおける遺跡への落書きは2011年始めから数えておよそ500件になるという。
同局のアルフレド・モルモントイ部長はペルー21紙の取材に対し、この手の落書きはクスコ歴史地区内の通りを始め、サクサイワマンやオリャンタイタンボ、ピサックなど郊外の遺跡にまで及んでいると語った。また、落書きの半数は消去が困難なスプレーによるものだという。
「落書きが消されて表面上はたいしたことがないように見えても、スプレー等に含まれる化学物質が石壁を傷つけ劣化させるため、(本当は)修繕は不可能に近い」と部長は述べた。
(ソース: エル・コメルシオ)