第二次世界大戦後のリマの街角で、空腹を満たすための安価な食べ物として生まれたというSalchipapa(サルチパパ)。ペルー生まれのファーストフードは、若者を中心に今も不動の人気を誇っています。
単なるストリートフードに過ぎなかったサルチパパを “料理” の域に引き上げたのが、リマ市リンセ区にある老舗ダイナーのTip Top(ティップ・トップ)。ホクホクのフライドポテトとソーセージという禁断の組み合わせは、瞬く間に評判となりました。
それにしても、なんて身体に悪そうな料理でしょう。フライドポテトというだけでもカロリーオーバーなのに、そこに揚げたソーセージをイン!加えてケチャップやマヨネーズ、マスタードをこれでもかと振りかけて食べるんですよ。こんなの食べちゃダメだ、身体に悪いと思いつつ、つい手が出る魔の一品。そりゃペルー人のお腹も出るわけですわ(笑)
【材料】一皿分
- ジャガイモ 適量
- お好きなソーセージ 適量
- 油 適量
- 塩 少々
- オプション:ケチャップ、マヨネーズ、マスタード、またはお好きなサルサ
【作り方】
1、皮を剥いて拍子切りにしたジャガイモを水にさっと放ち、取り出して水気をよく拭きとる。
2、ソーセージは適当な大きさにカットしておく。
3、1のジャガイモを油でカリッと揚げ、バットに取り出して軽く塩を振る。
4、3の油でカットしたソーセージをさっと揚げる。または油を少し敷いたフライパンで焼いてもいい。
5、揚げたてのフライドポテトとソーセージを盛り付け、お好きなソースをかけて頂こう。
【Keikoからひとこと】
いやー、salchicha(サルチチャ=ソーセージ)とpapa frita(パパ・フリータ=フライドポテト)を合わせてサルチパパって、もう抜群のネーミングセンスですよね。一度聞いたら忘れられません。
サルチパパはアレンジも可能。ジャガイモの種類を変えたり、チョリソーや鶏のから揚げなどソーセージ以外のものを合わせても美味しいです。でも個人的には豪華な食材ではなく、あくまでもキッチュに作ってほしいなぁ。だってもともと屋台メシですもんね。
サルチパパを食べる時は、ダイエットや健康については忘れましょう。冷えたビール片手にソースをたっぷりつけながら、禁断の味に酔いしれて。たまにはそんな日があってもいいんです。人生、楽しまなきゃもったいない。