交通取締りで運転手に金銭を要求し、スマートフォンの決裁アプリで送金させた警察官2人が逮捕され、収賄の容疑で送検された。
ペルー国家警察によると、アレキパ州の警察官ギジェルモ・カスティージョとジョン・チャベスの2人は、同州セロ・コロラド地区のアルト・ビクトリア住宅街において、交通違反の疑いのある運転手に対し、車両を押収されたくなければ100ソレス（約3869円）を支払うよう要求。この運転手が現金を持ち合わせていなかったため、2人は銀行の決裁アプリ（Yape）を通じて賄賂の支払いを求めたという。運転手はこの金銭の送金先について、ジョン・チャベス警察官のパートナーの名義だったと話している。
2人の警察官は裁判回避の司法制度（早期終了制度）を利用するために罪状を認め、収賄の罪により禁固4年の判決を受け、代替措置として208日間の社会奉仕活動が言い渡された。
なお、両名の警察官には4年間の職務停止に加え、国家への罰金3000ソレス（約11万6056円）および被害者の運転手に対する賠償金300ソレス（約1万1606円）の支払いが命じられた。
(ソース: La República 08/08/23)