11月のリマは晴れ間が覗く日もあるものの、依然として冬型に近い気候が続く模様。国家水路・気象庁(Senamhi)が本日伝えた。
同庁の気象専門家ラケル・ロアイサは、沿海ラニーニャ現象の影響で海水温が低いことから、11月の気温は首都圏沿岸部を中心に平年より1℃ほど下がる見込みと説明した。
「国内北・中部太平洋岸の地域同様、未だリマも弱い沿海ラニーニャ現象の影響下にあるため、11月一杯は海面水温が平年を下回るこの状況が続き、その後は平年並みに落ち着くでしょう」と話している。
同専門家は、この低い海面水温が12月初めまで続くと予想。その影響で朝方は雲に覆われる日があり、今後数日間は今の寒さが続くと見ている。
専門家は一方で、リマ市西部とカリャオ市の区では湿度が93%まで下がっていると強調。SJL、アテ、サンタアニータ、ラ・モリーナといった海岸から離れた区でも90%まで減少しているという。
寒波
同庁はSNSを通じ、リマ市の中心部では夜間も冷え込みが続いていると報告。ヘススマリアの気象観測所では11月2日夜に14.6℃を記録、5夜連続の寒波となった。
一方、リマ市中・西部やカリャオの各区では、日中の寒波が続いている。本日11月3日、空港の観測所では18.2℃、ヘススマリアでは17.9℃を記録し、それぞれ4日連続・5日連続の低温日となった。これらの気温は低い海面水温と関連している。
今日と明日の気温は?
「今日と明日の天気は概して、午前中は曇るものの正午以降は晴れ、リマ市東部では20°~21°Cになるでしょう。一方、太平洋沿岸部でも午前中は曇りますが、午後からは晴れる見込みです」と専門家は予測する。
専門家はさらに、両日の最低気温はリマ市東部で13℃〜15°C、リマ市西部とカリャオでは15℃と予想、最高気温(通常は正午ごろ)は18℃~19℃と見込んでいる。
(ソース: Andina 03/11/22)