ペルーには、茹でたジャガイモにかけるためのサルサ(ソース)がたくさんあります。その代表は、なんといってもアヒ・アマリージョを使ったサルサ・ワンカイーナ。アレキパ名物のオコパも人気ですね。どちらもジャガイモとの相性が抜群で、延々と食べ続けてしまいそうになる魔性のサルサです。
今回ご紹介するQapchi(カプチ)は、アヤクチョの郷土料理。ケチュア語で “粉砕された” という意味の通り、ケソ・フレスコをフォークで粗く潰して作ります。材料はシンプルだし、ミキサー要らずなので個人的にはかなりのお気に入り。「ケソ・フレスコがちょっと余っちゃった~」なんていう時にも、ちゃちゃっと作れて便利です。
【材料】作りやすい分量
- ケソ・フレスコ、またはカッテージチーズ 100g
- エバミルク 大3~4
- 細ネギのみじん切り 大1~2
- ロコトのみじん切り 大1
- ワカタイの葉のみじん切り 大1
- 塩コショウ 少々
【作り方】
1、ケソ・フレスコをフォークで丁寧に潰す。
2、味を見ながら残りの材料を全部入れ、最後に塩コショウで味を調えてできあがり。茹でたジャガイモにかけて頂こう。
【Keikoからひとこと】
各材料の分量は目安です。細ネギのみじん切りはたっぷり入れることをお勧めしますが、辛いのが苦手ならロコトを減らしたり、ワカタイがなければクラントロ(コリアンダー)に置き換えてもいいですよ。ケソ・フレスコが十分しょっぱいので、塩の入れすぎには注意!というか最後の塩はほとんどいらないと思います。
またエバミルクをビネガーに置き換えると、一味違ったさっぱり味のカプチになります。以前ご紹介したアヤクチョの郷土料理プカ・ピカンテに沿えるなら、エバミルクよりビネガーバージョンのほうがオススメかな~。
塩味と辛味にビネガーのほどよい酸味が加わって、単調になりがちなプカ・ピカンテにメリハリをつけてくれます。肉のソテーや茹でトウモロコシ、サラダのドレッシングなど、いろんなものに合わせてお召し上がりください。