家族や友人との外食で最も食べられているメニューが「Pollo a la Brasa(鶏の炭火焼)」。今日7月11日から17日にかけ、国内の主要な炭火焼レストランとペルー養禽協会(APA)がタッグを組み、ペルー伝統料理のひとつであるこのローストチキンに思いをはせる「鶏の炭火焼週間2022」を展開する。
期間中は、医師や看護師、警察官、消防士、軍人、清掃員といった保健衛生・治安維持に従事する人々や社会的弱者に対し、パンデミック下の食品衛生プロトコルを順守しながら、全国でおよそ5000皿におよぶ鶏の炭火焼が無償でふるまわれる。
国民的伝統料理「ポヨ・ア・ラ・ブラサ」
ペルー風ローストチキン(ポヨ・ア・ラ・ブラサ)用に消費される鶏の数は、養鶏セクター全体における年間生産量の約2割に相当する1億5000万羽と見積もられており、同セクターの雇用や経済活動を支える重要な柱となっている。また、付け合わせとして欠かすことのできないポテトフライなど、農産品の生産や消費にも貢献している。
ポヨ・ア・ラ・ブラサは近年国際化し、今では米国やアルゼンチン、ベネズエラ、チリ、ボリビア、カナダ、エクアドル、スペイン、日本、中国、UAEを始め、世界各国にこのペルー伝統料理をサーブするレストランが存在する。
(ソース: Andina 11/07/22)
※ポヨ・ア・ラ・ブラサ(鶏の炭火焼)週間
ペルー文化省は2004年、ペルーの伝統料理であるポヨ・ア・ラ・ブラサを国の文化遺産に指定。その後、この料理をペルー・ガストロノミーのシンボルと称え、国内外における消費を促進する目的から2010年6月26日、農業省(当時)令第0441-2010-AGを通じ、毎年7月の第3日曜日が「el Día del Pollo a la Brasa(ポヨ・ア・ラ・ブラサの日)」に制定された。
ペルー養禽協会(APA)は 7月第3日曜前の1週間、全国の養鶏業者やレストランの協力を得て、COVID-19パンデミックの只中で保健衛生や治安維持などの基幹業務に従事する人々および社会的弱者に対し、ポヨ・ア・ラ・ブラサを無償で提供する試みを昨年から始めている。、