ペルー首相府(PCM)は12日、対COVID-19緊急衛生措置の枠組みにおける入国規制を一部変更する大統領令第069-2022-PCMを官報にて公布した。
直近の入国制限(権利の制限)条項との主な相違は、外国人非居住者(ペルーに居住していない外国人)の扱いが別枠となり、入国に際してのCOVID-19ワクチン要接種回数が従来の3回(※以前は2回であったが、2022年6月10日公布の大統領令第063-2022-PCMで3回に改定された。尚、12~17歳は2回)から居住国の規定準拠へと変更された点。
すなわち、ペルー人および外国人居住者(ペルーに居住する外国人)はワクチン接種を3回(12~17歳は2回)完了していることが入国条件のひとつになるが、前述の外国人非居住者については、それぞれの居住国が定める接種回数をクリアしていればOKと解釈できる。同令の概要は次のとおり。
大統領令第069-2022-PCM
第1条 大統領令第030-2022-PCM、大統領令第041-2022-PCM、大統領令第063-2022-PCMにて改定された大統領令第016-2022-PCM第4条4.4項の変更
大統領令第063-2022-PCMにて改定された大統領令第016-2022-PCM第4条4.4項につき、以下の通り変更すること。
第4条 権利の行使に対する制限
4.4項 旅客としてペルーを最終目的地とする18歳以上のペルー人およびペルーの外国人居住者は、その出発地(国)に関わらず、ペルーまたは外国においてCOVID-19ワクチンを3回接種済である旨を証明しなければならない。また、12歳以上17歳以下の者については、ペルーまたは外国においてCOVID-19ワクチンを2回接種済である旨を証明しなければならない。
旅客としてペルーを最終目的地とする外国人非居住者は、その出発地(国)に関わらず、居住地(国)の枠組みに基くCOVID-19ワクチン接種を完了している必要がある。
前述のワクチン接種を済ませていない場合は、出発地における搭乗前48時間以内のPCR検査陰性証明結果を提示することができる。12歳未満の者は無症状であれば搭乗できる。ペルー到着時に症状のある者については、規定に従い強制隔離される。
保健省は、ペルーに到着する旅客にCOVID-19感染検査を行い、陽性者に対し補完的な衛生措置を講じる権限を有す。
(ソース: El Peruano 12/06/22)