国家水路・気象庁(SENAMHI)は23日、首都リマにおける2022年冬季(6月21日~9月22日)の予想最低気温(平均)を13℃と発表した。リマ市東部ラ・モリーナ区の気温はこの4月、11.6℃まで下がっている。
「一年で最も寒くなる7~8月も4月同様に再び冷え込む可能性は排除できません。気温が低くなると、高い湿度や霧雨の影響で体感温度が一段と下がるので、注意する必要があります」SENAMHI気象予報部門のユリ・エスカハディージョ副部長は解説する。
「太平洋沿岸における現在の冷え込みは、海水面温度の低下に加え、南太平洋高気圧の発達で風が強まり体感温度が下がることで生じるものです。少なくとも今月から7月にかけて、リマの気温は平年より低くなるでしょう。この寒さは8~9月まで続く可能性もあります」
SENAMHIによると、ピウラからタクナにかけてのペルー太平洋岸では今週初め、夜間は南部で最高10℃、中部で11℃、北部で14℃と平年より低くなる見込み。沿岸部の海水面温度と南風の影響により、夜間や早朝、午前中は特に寒く感じると指摘した。
(ソース: Andina 24/05/22)