ペルー保健相エルナンド・セバジョスは26日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い2020年3月18日に発出された夜間外出禁止令を22か月ぶりに解除すると発言した。
ここ数日間の急激な感染拡大を受け、夜間外出禁止措置開始時刻直前の帰宅ラッシュによる密状態の抑止が必要と同相は主張、「防疫措置のひとつである夜間外出禁止令の影響につき数日前から検討を重ねており、解除が妥当と考えています」とTV番組で話した。
同相の発言に関しペルーレストラン協会のホセ・ルイス・シルバ代表は、ディナータイムには客足が戻り各レストランの売上が一部回復すると見る一方で、衛生プロトコル順守義務のある正規飲食業者に課せられている客数制限の緩和および、無法状態にある違法店舗の取締り強化を政府に向け訴えている。
また小売業界からは、リマ商工会議所小売・流通協会のレスリー・パッサラクア代表が、飲食やエンタテインメント部門には朗報であり、これらを抱えるSCの客足回復も期待できるとコメントした。
屋内施設利用、ワクチン3回接種義務を40歳以上に拡大
COVID-19オミクロン変異株への感染拡大が続く中、国内の3回目ワクチン接種人口はいまだ740万人にとどまっている。これに関連しセバジョス保健相は、WEB閣僚会議の後、40歳以上のワクチン3回目接種を推し進めていくと強調、SCやレストラン、バー、映画館を始めとする屋内公共・商業施設への入場に際し本日以降、40歳以上50歳未満の市民についても3回以上の9ワクチン接種を義務付けると発表した(50歳以上は今月23日から適用済み)。
(ソース: Gestión 27/01/22)