世界のスープBEST20にチュペ・デ・カマロネス

ペルー南部、アレキパ州の美味しいスープ「チュペ・デ・カマロネス」は、ペルー人なら誰もが認める一品。このたびCNNスペイン語版の「世界のスープBEST20」にランクインし、その味が世界的に注目されています。

CNN発表による「世界のスープBEST20」には多彩なスープが名を連ねていますが、中でもペルーのチュペ・デ・カマロネスはさぞや審査員の舌を魅了したことでしょう。

CNNスペイン語版は「ジャガイモとトウモロコシを使ったクリーミーな川エビのスープは、トウガラシの一種であるアヒ・アマリージョでその味に弾みがついています」と、この美味しい料理について解説しています。

アレキパ州の看板料理のひとつであるチュペ・デ・カマロネスは、ナイジェリアのバンガやベトナムの子牛肉のフォー、ウクライナのボルシチ、フランスのブイヤベース、ポルトガルのカルドベルデ、アルジェリア・リビア・チュニジアのチョルバフリックを始めとする世界各国のエキゾチックなスープと並び脚光を浴びています。

新鮮な川エビをベースに、ジャガイモ、米、牛乳、トウモロコシ、えんどう豆、さらに特徴的なトウガラシを加えたこのボリューム満点のスープは特に人気の高い一品。ペルー貿易観光促進庁(Promperú)によると、インカ時代の成人式「ワラチクイ」の祭りで慣習的に振舞われていたそうです。

アンデスをその起源とし、16世紀のスペイン侵略以降には地中海産の食材が加えられたという長い歴史を持つチュペ・デ・カマロネス。「チュペ」という単語の由来はケチュア語の「チュワ・ミサ」で、深い皿という意味があります。

(ソース: Perú21 14/01/22)

CNN西語版による世界のスープBEST20は下記の通り。

  • Banga – ナイジェリア
  • Pho de ternera (Phở Bò) – ベトナム
  • Borscht – ウクライナ
  • Bouillabaisse – フランス
  • Caldo verde – ポルトガル
  • Chorba frik – アルジェリア、リビア、チュニジア
  • Chupe de Camarones – ペルー
  • Gazpacho – スペイン
  • Sopa de maní – 西アフリカ
  • Gumbo – 米国
  • Harira – モロッコ
  • Kharcho – ジョージア
  • Sopa de fideos con carne de Lanzhou – 中国
  • Mohinga – ミャンマー
  • Menudo – メキシコ
  • Moqueca de camarão – ブラジル
  • Soto ayam – インドネシア
  • Tom yum goong – タイ
  • Tonkotsu ramen (豚骨ラーメン) – 日本
  • Yayla Çorbası – トルコ