Osso Buco a la peruana ペルー風オーソブッコ

日本で醤油とみりん、砂糖ばかりを使っていた反動でしょう、無性にアヒ(トウガラシ)やクラントロ(コリアンダー)、コミーノ(クミン)が恋しい今日この頃。そこで2022年の目標のひとつに「ペルー料理を作ろう!」を立ててみました。

日本人が作るものだからどこか適当だったりするけれど、そもそもペルー料理自体が多種多様な食材と先住民&移民、各地の調理法をmistura(ミストゥーラ/ミックス・混合)させてできたもの。だから多少なんちゃってでも、本人が「これはペルー料理だ」といえばそれでいいのであります(笑)

記念すべき第一弾は「Ossobuco a la peruana(ペルー風オーソブッコ)」。ネットで見つけたレシピを適当にアレンジしたもので、これが意外にイケました。イタリア・ミラノの伝統料理として知られるオーソブッコも、アヒを加えればあっという間にペルー風!しかも無茶苦茶簡単です。ぜひお試しあれ。

【材料】2人分

  • オーソブッコ 2切れ
  • タマネギのみじん切り 1/4個~お好みで
  • アヒ・アマリージョ、アヒ・パンカ、ピスコ 各大さじ1
  • 赤ワインビネガー、しょうゆ 各大さじ1と1/2
  • ニンニクのすりおろし 大1
  • ショウガのすりおろし、マスタード 各大1/2
  • クミン、クラントロ、塩コショウ 適量
  • 水溶き片栗粉 適量

【作り方】

1、オーソブッコの形が崩れないよう、肉の周囲にタコ糸を巻く。

2、タマネギと水溶き片栗粉以外の材料をボウルに入れてよく混ぜ、オーソブッコを1時間ほど漬け込む。

3、鍋か深みのあるフライパンに油(分量外)を入れて熱し、マリネしたオーソブッコを入れて両面を3~4分ずつ焼く。

4、オーソブッコを一度取り出し、同じ鍋にタマネギを入れてよく炒める(たまたま別料理で余ったニンジンがあったので刻んで加えたが、これはどっちでも)

5、4の鍋にオーソブッコと残ったマリネ液を戻し、軽く炒めてアヒやニンニクの香りを引き出す。そこに肉が浸かる程度の水(分量外)を加えて、蓋をして1時間ほど煮る。水分が少なくなったら適宜水を足すこと。

6、肉が柔らかくなったらタコ糸を取り、水溶き片栗粉でソースにとろみをつけて完成!ご飯やプレ(ジャガイモのピューレ)を添えて頂こう。

【Keikoのひとことアドバイス】

「美味しそうだけど、ワインやトマトが入ったオーソブッコには敵わないだろうなぁ」と思いながら作ったけれど、あにはからんや、なかなかのお味でした。うま味成分たっぷりのアヒを2種類も使うからかな?また各種香辛料もさることながら、ビネガーがいい仕事をしています。

ただ1時間も煮るのは大変なので、次回は圧力鍋を使おうかなと。多めに作って冷凍すれば保存もきくし、フレホーレスやレンテハスなど豆料理の付け合わせにもよさそう。お手頃価格の上にコラーゲンたっぷりのこの部位を利用しない手はありませんね。