ペルー政府は31日、1824年に「アヤクチョの戦い※」が行われた12月9日を記念し、新たな祝日として暦に加える法令第31381号を官報にて公布した。同令の概要は次のとおり。
アメリカの独立を確固たるものにした「アヤクチョの戦い」を記念し12月9日を国民の祝日と宣言する法令
第1条 当令の目的
当法令は、12月9日をすべての事業体ならびに公共機関における国民の祝日として宣言するものである。
第2条 法令第24682号第2条の変更
法令第24682号の第2条を次の文言に変更する。
“第2条 – アメリカの独立を確固たるものにしたアヤクチョの戦いを記念するため、12月9日をペルーのすべての事業体ならびに公共機関における国民の祝日と宣言する。”
第3条 立法政令第713号第6条の変更
立法政令第713号の第6条を次の文言に変更する。
“第6条 – 祝日は次のとおりとする。
- 元日(1月1日)
- 聖木曜日と聖金曜日(移動祝日)
- 労働者の日(5月1日)
- 聖ペドロと聖パブロの日(6月29日)
- 独立記念祭(7月28日・29日)
- リマの聖ローサの日(8月30日)
- アンガモス海戦の日(10月8日)
- 諸聖人の日(11月1日)
- 無原罪のお宿りの日(12月8日)
- アヤクチョの戦いの日(12月9日)
- クリスマス(12月25日)”
(ソース: El Peruano 31/12/21)
※アヤクチョの戦いとは
アヤクチョの戦いは、南米におけるスペイン・アメリカ独立戦争(1809-1826年)陸上作戦の最後の主要な戦闘で、ペルー共和国の独立を確固たるものにした戦いであった。1824年12月9日、ペルー中部に位置するアヤクチョのパンパ・デ・キヌア(キヌア平原)で行われた戦闘である(Wikipediaより引用/トップ写真はキヌア平原に建つ同戦勝記念碑)。