新型コロナウイルス感染症の拡大で観光セクターが深刻な打撃を受ける中、ランバイエケ州のシパン王墓博物館（Museo Tumbas Reales de Sipán）でも2020年度の入館者数が前年比で76%減少した。
同博物館のワルテル・アルバ館長によると、昨年3月のパンデミック発生以降9か月におよぶ休館期間が災いし、同年の入館者数は2019年の実績（18万5000人）を76%下回り、2002年の開館以来最低となる4万2995人まで激減、入場料の減収幅も50万ソレス以上におよぶという。
昨年度入館者数の93%にあたる4万378人はペルー人旅行者で、主にリマやピウラ、クスコ、ラ・リベルタ、アレキパ、カハマルカ、アマソナス、アンカシュ、フニン、プーノからランバイエケを訪問。
残り7%（2617人）はイタリア、フランス、スペイン、ドイツ、スイス、カナダ、米国、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリやアジアからの外国人観光客であった。また、入館者を年齢層別で見ると、一般客60%、大学生20%、学生（中等教育以下）16%、高齢者4%の順。
同館は昨年12月15日、9か月ぶりに展示を再開。保健省が定める防疫プロトコルに従い、開館時間の短縮に加え、施設最大定員を40%まで削減する措置を講じている。入館希望者は同館のFacebookアカウントTOPページ上部の「登録」から事前予約が必要で、バーチャル予約画面から必要事項を入力するとメールで入館許可が送付される仕組み。
(ソース: Andina 04/02/21)
ペルーパンデミック326日目
ペルー保健省発表2月2日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 1158337人（前日比+8573）
- 死者数累計 41538人（+184）
- 既検査数累計 6440564件（+45545）
- 陽性率 17.99%↑
- 死亡率 3.586%↓
- 入院患者数 13194人（-278）
- 上記の内ICU患者数 1961人（+5）
- 回復患者数 1069129人（+6279）
直近一週間の一日当り感染者数推移（カッコ内は死者数）
- 2月2日 8573人（184）
- 2月1日 7048人（173）
- 1月31日 4477人（155）
- 1月30日 5217人（169）
- 1月29日 7147人（171）
- 1月28日 6190人（202）
- 1月27日 5715人（212）
- 直近7日間平均 6338.1人↑（180.9↑）
- 直近7日間の陽性率 16.8%↓ ※累計比
- 直近7日間の感染者数合計 44367人↑(前日比1842↑)
- 直近7日間の死者数合計 1266人↑(前日比19↑)
(ソース: MINSA 2月3日)