石たちのおしゃべりを聞きに

穏やかな秋の午後、Barrancoにて。

石彫の展覧会「Puntos y Líneas (点と線)」に行ってきた。リマ在住の彫刻家Michiko Aoki(青木通子)さんの作品だ。Michikoさんは在秘30数年、ペルーを始め、欧米でも積極的に活動されており、その評価は高い。

ちなみに、Michikoさんはペルーで知らぬ人はいない和食料理人、小西紀郎さんの奥様だ。(トシローさんについてはこちらをご参照下さい)こういう紹介の仕方はMichikoさんにとって本意ではないだろうが、一般の方にはそのほうが親近感が湧きやすいのではと思い。ご無礼のほど、どうぞお許しくだされ。

>Michikoさんによって命を吹き込まれた石たちは、みなとても饒舌だった。レンズを通してみるほうが分かりやすい。角度によって、光によって、空間によって、その表情が変わるのが面白かった。

石と語らい、新しい意味と価値を見出す。Michikoさんには石たちのおしゃべりって、どう聞こえるんだろう。いつか機会があったら、そんなお話も伺ってみたい。

展覧会「Puntos y Líneas」はBarrancoのGalería Yvonne Sanguinetiで5月4日まで開催(見学無料)。あと1週間あります。海辺のお散歩がてら、ぜひ。

“Romper el silencio” de Michiko Aoki 03