ペルー首相府(PCM)は12月31日、欧州各国を始めとする複数国家における新型コロナウイルスの変異種出現を受け、1月4日以降これらの国由来のすべての入国者に対し14日間の強制隔離を実施する旨の大統領令第207-2020-PCMを官報にて公布した。
同措置は、英国および北アイルランド、デンマーク、スウェーデン、オランダ、ノルウェー、アイスランド、フィンランド、ベルギー、イタリア、ドイツ、スイス、フランス、スペイン、インド、パキスタン、UAE、日本、韓国、シンガポール、レバノン、ヨルダン、イスラエル、オーストラリア、ならびに南アフリカ、ナイジェリアにおけるSARS-CoV-2ウイルス変異種の出現に伴い、国際交通機関を利用しペルーへ入国しようとするペルー人、ペルー在住外国人および外国人訪問者を対象として2021年1月4日以降、出発国にて適用される防疫規則とは別に、ペルー到着日から起算し歴日14日の隔離期間を義務付けるもの。
隔離先の施設は自宅またはVilla Panamericana(2019年パンアメリカン競技会用に建設された選手村)、もしくは他の一時隔離施設か民間の宿泊施設とされ、選択については保健衛生当局が事前に調整・判断すると定めている。
尚、新型コロナウイルスの変異種発生が確認された国を出発し、2021年1月1日から3日の間にペルーへ入国しようとするペルー人、ペルー在住外国人および外国人訪問者に対しては、ペルー到着日にSARS-CoV-2ウイルスの抗原検査が実施される。それ以外の場所からの入国者には無作為に同検査を行うものとする。抗原検査で陽性と判断された入国者には、Villa Panamericanaまたは他の一時隔離施設において14日間の強制隔離が適用される。
(※当大統領令に措置適用期限等の記述はありません)
(ソース: El Peruano)
ペルーパンデミック295日目
ペルー保健省発表1月2日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 1019475人(前日比+1376)
- 死者数累計 37830人(+57)
- 既検査数累計 5555591件(+12225)
- 陽性率 18.35%↓
- 死亡率 3.711%↑
- 1日の検査数 12225人(+6589)
- 1日の感染者数 1341人(+772)※当該日以前の感染者35人を除く
- 入院患者数 5452人(+63)
- 上記の内ICU患者数 1286人(+16)
- 回復患者数 958682人(+1882)
直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 1月2日 1376人(57)
- 1月1日 900人(49)
- 12月31日 2062人(44)
- 12月30日 2523人(59)
- 12月29日 2118人(47)
- 12月28日 1588人(49)
- 12月27日 1251人(51)
- 直近7日間平均 1688.3人↑(50.9↓)
- 直近7日間の陽性率 12.84%↓ ※累計比
(ソース: MINSA 1月3日)