リマっ子の79% 今年の大晦日は家族で巣ごもり

今日12月31日は大晦日。例年ならビーチリゾートで新年のカウントダウンを楽しむリマっ子も、今年はコロナ禍で79%が外出をあきらめ家で家族と過ごすと答えている。

市場リサーチ企業CCR Cuoreがリマ首都圏(リマ市43区とカリャオ特別州)に住む18~65歳の男女(中間層以上)を対象に実施したアンケート調査によるリマっ子の年越し予定は次のとおり。

2021年の新年をどう過ごしますか?

新年の過ごし方同率(%)
家から出ず家族と過ごす79
まだ決めていない15
家族と過ごす3
国外旅行2
リマ南部のビーチで過ごす1

うち「家から出ず家族で過ごす」とする回答は10月調査時との比較で28㌽上昇。COVID-19感染への懸念や政府による規制強化、予算不足などが“巣ごもり”層増加の要因とCCRは分析している。新年はリマ市内から離れて過ごしたいと考えるリマっ子は富裕層が最多、目的地は南部ビーチ12%、国内の他の場所6%、国外が4%。

サマーバケーションの予定

リマっ子が考える今夏(2020年12月~2021年3月)の過ごし方は次のとおり。リマ富裕層の25%は近郊のビーチに別荘(賃貸含む)を確保しているものの、夏季の別荘利用はコロナ禍以前に比べ下火に。

2021年の夏をどう過ごしますか?

夏の過ごし方同率(%)
外が安全とは思わないので家にこもる66
未定16
新市街のビーチへ行き規制を順守11
リマ南部のビーチへ赴き規制を順守3
ビーチ沿いの別荘で過ごす2
北部海岸のビーチリゾートへ旅行1

ピウラやトゥンベスなど国内北部海岸のビーチリゾートを利用する予定のリマっ子はわずか1%、同ムーブメントの中核を成す若年層の感染嫌気が影響と説明。バケーション機会の減少が観光やレストラン、広告セクターにも波及と予測、アルコール飲料販売もこれに左右されるが家庭内消費の下支えで劇的な下落には至らないとしている。その他、家庭用ビニールプールの需要増にも言及。

購買時利用販路の変化

10月調査時と比較した物品購買における利用販路の変化は次のとおり。

利用機会が増えた販路10月調査時(%)今回の調査(%)
伝統的市場(いちば)2745
卸売市場925
雑貨店3022
雑貨店の配達1518
スーパーマーケット4212
販売元からの直接配送145
スーパーのデリバリー75
契約第三者による専用配送41

認可済施設への出入りについて

現状で利用が認可されている各施設に関し、「防疫上安全ではないという理由で出入りしない」とする仮定へのリマっ子の反応は次のとおり。

施設名全く同意できない同意できない分からない同意する全くその通り
カジノ5192263
映画館71922744
劇場811132543
教会121663036
SC171794413
レストラン1217243810
(単位: %)

ペルーパンデミック291日目

ペルー保健省発表12月29日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 1012614人(前日比+2118)
  • 死者数累計 37621人(+47)
  • 既検査数累計 5502884件(+16877)
  • 陽性率 18.4%↓
  • 死亡率 3.715%↓
  • 1日の検査数 16877人(+4425)
  • 1日の感染者数 1062人(+153)※当該日以前の感染者1056人を除く
  • 入院患者数 4838人(+202)
  • 上記の内ICU患者数 1222人(+32)
  • 回復患者数 951318人(+1927)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 12月29日 2118人(47)
  • 12月28日 1588人(49)
  • 12月27日 1251人(51)
  • 12月26日 1339人(60)
  • 12月25日 772人(46) 
  • 12月24日 1564人(51)
  • 12月23日 1719人(44)
  • 直近7日間平均 1478.7人↑(49.7↓)
  • 直近7日間の陽性率 11.94%↑ ※累計比

(ソース: MINSA 12月30日)