今月21日に2020年の夏を迎えるペルーでは、新型コロナウイルス感染への懸念からバケーションプランや生活スタイルが変化。市場リサーチ企業Aciertaによると、調査対象（リマ市民）の62%がこの夏を自宅で過ごすと回答していることが分かった。
リマでは週末のビーチが閉鎖されていることもあり、海水浴を予定しているとの回答はわずか9%に留まった（昨年は約50%）。一方、新型コロナへの嫌気からビーチ沿いの賃貸物件需要はここ数か月で上昇、中間層以上の9%がこの夏に海沿いの家やアパートを借りて過ごす予定としている。
旅行
リマっ子の67%に夏季の旅行予定はなく、残りも中間層を中心に多くが国内旅行メインと回答、国外旅行の計画は富裕層に集中。国内旅行の目的地はビーチリゾートの多い北部海岸が5%、親族など国内の家族を訪ねる層も5%に。旅行の目的は観光、家族訪問、出張の順。
クリスマス向けショッピング
今年のクリスマスに訪問や招待で他の場所に住む家族と直接会う予定のリマっ子はわずか15%。49%がクリスマス向けの出費を抑えるとし、34%は目下思案中と回答。家族や友人との会合、または職場での集会の機会がコロナ禍で少なくなるにつれ、クリスマス用の出費も減少する見込み。
パンデミック下の利用販路
中間層以上の68%が店頭で買い物をしていると回答する一方、24%はレストランや衣料を中心にEC‘やデリバリーを利用。また、経済活動再開に伴う実店舗販売の再始動が巣ごもりでくすぶっていた購買需要を喚起、54%が8月以来買い物による出費が増えたと答えている。
(ソース: Gestión 01/12/20)
ペルーパンデミック261日目
ペルー保健省発表11月29日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 963605人（前日比+1075）
- 死者数累計 35966人（+43）
- 既検査数累計 5069698件（+10519）
- 陽性率 19.01%↓
- 死亡率 3.732%↑
- 1日の検査数 10519人（-8704）
- 1日の感染者数 442人（-98）※当該日以前の感染者633人を除く
- 入院患者数 4056人（-24）
- 上記の内ICU患者数 965人（-18）
- 回復患者数 963605人（+70544）
直近一週間の一日当り感染者数推移（カッコ内は死者数）
- 11月29日 1075人（43）
- 11月28日 2162人（44）
- 11月27日 2044人（40）
- 11月26日 1977人（54）
- 11月25日 1888人（58）
- 11月24日 2020人（42）
- 11月23日 1882人（44）
- 直近7日間平均 1864人↑（46.4↓）
- 直近7日間の陽性率 10.48%↑ ※累計比
(ソース: MINSA 11月30日)