ペルー中央準備銀行(BCRP)は9日、新たなコレクション用1ソル硬貨「共和国(ペルー)の建国者たち – 建国200年 1821-2021」シリーズの第1弾となる「フアン・パブロ・ビスカルド・イ・グスマン」を発行した。
当シリーズはペルー独立200周年(2021年)を記念して発行される1ソル硬貨。18世紀から19世紀にかけスペイン王政からの自由を勝ち取るために闘った建国者たちに敬意を表し、全9種類で構成される。
シリーズ第1弾にはJuan Pablo Viscardo y Guzmán(フアン・パブロ・ビスカルド・イ・グスマン)の肖像が用いられた。ビスカルドは1748年、アレキパのパンパコチャで生まれ、亡命先の英国ロンドンで1798年に没したペルーの作家。すべてのクリオージョ(新大陸生まれのスペイン人)に向け、スペインによる植民地支配からの解放へと続く、自由と約束された未来へのメッセージを綴った「Carta a los españoles americanos(クリオージョへの手紙・1799年)」が代表作。
JUAN PABLO VISCARDO Y GUZMÁN
フアン・パブロ・ビスカルド・イ・グスマンは1748年6月26日、父ガスパル・ビスカルド・イ・グスマンと母マヌエラ・デ・セア・イ・アンディアの間に生まれた。幼少期をアレキパのパンパコチャで過ごし、後にクスコのサン・ベルナルド校に通うが、1760年に父ガスパルが早世したため修練者としてクスコのイエズス会に入信。しかし、1762年にスペイン王カルロスⅢ世が植民地におけるイエズス会会員の国外追放を命じる。その後ビスカルドは在イタリア(リヴォルノ)英国領事を通じ欧州に亡命、1798年にロンドンで没した。
分権独立主義に関する著作により、新大陸の住民にスペイン本国との決裂を選択させようとしたビスカルドは、植民地解放の指導者と考えられている。その鋭い観察眼と着想が生んだ「Carta a los españoles americanos」は、南米における植民地独立の鍵となる書簡のひとつとされている。不本意な国外追放の最中に、旧大陸から新大陸の“兄弟と同胞たち”に向け、クリオージョである彼自身の実際の体験が書簡として綴られ、新大陸の解放へとつながった。
この1ソル硬貨の発行枚数は1000万枚で、10月9日から通貨として市場に流通する。
(ソース: BCRP 09/10/20 ※人物の解説は中銀サイトより引用 )
ペルー国家緊急事態発令209日目
ペルー保健省発表10月8日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 843355人(前日比+4741)
- 死者数累計 33158人(+60)
- 既検査数累計 4027591件(+24228)
- 陽性率 20.94%↓
- 死亡率 3.932%↓
- 1日の検査数 24228人(+8935)
- 1日の感染者数 2151人(+1047)※当該日以前の感染者2590人を除く
- 入院患者数 6544人(-103)
- 上記の内ICU患者数 1235人(+2)
- 回復患者数 733000人(+4784)
直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 10月8日 4741人(60)
- 10月7日 2952人(89)
- 10月6日 2733人(95)
- 10月5日 2930人(80)
- 10月4日 1830人(92)
- 10月3日 3184人(77)
- 10月2日 3421人(56)
- 直近7日間平均 3113人↑(78.4↓)
- 直近7日間の陽性率 20.75%↓ ※累計比
(ソース: MINSA 10月9日)