社会保険庁は1日、新型コロナウイルス関連統計の地域別週間比較結果を基に、全国19州で感染者数の減少が見られる一方、残り6州では増加傾向にあると伝えた。
先週(9月20日~26日)と先々週の新規感染者数比較では、マードレデディオス(+53%)、プーノ(+39%)、アマソナス(+30%)の3州で増加率が30%を超え、アレキパ(+7%)、フニン(+5%)、ランバイエケ(+2%)でも若干の上昇が見られた。
一方、モケグア(▲45%)、ロレト(▲42%)、ワヌコ(▲33%)の3州では感染者数の減少幅が30%を上回り、改善へと向かっている。
社会保険庁COVID-19情報分析班のチームリーダー、ダンテ・セルッソは「先々週以前までは(プーノ州に隣接する)モケグア州の上昇が顕著でしたが、今は落ち着き始めています」とした上で、今回の上昇はアクセス困難な辺境部を含め国中を移動しようとするウイルス自体の活動性によるものと注釈した。
また、マードレデディオス州では、経済活動の拡大やその相互作用により、当初州都に侵入したウイルスが、郡部など周縁部への拡散に伴い変異し始めていると指摘。予防への無策が相互作用による感染拡大を促すとし、ウイルス侵攻の阻止は一人々々の行動次第と警告している。
「残念なことに、感染を広めているのは人々の不注意や予防習慣の欠如です」と同氏は述べ、経済活動の再開が感染増加の原因ではないことを強調した。
マードレデディオス州では
一方、マードレデディオス州(写真)のルイス・イダルゴ知事は、同州における感染者数(1万4707人)と死者数(359人)の動きは安定しており、7月や8月と比べて数値に改善の傾向が見られると主張。巡回マーケットによる安価な商品の販売を始めとする対策を含め、COVID-19第2波への準備は万全としている。
(ソース: Gestión 01/10/20)
ペルー国家緊急事態発令202日目
ペルー保健省発表10月1日COVID-19関連国内統計
- 感染者数累計 821564人(前日比+3267)
- 死者数累計 32609人(+74)
- 既検査数累計 3922567件(+14442)
- 陽性率 20.94%↑
- 死亡率 3.969%↓
- 1日の検査数 14442人(-1330)
- 1日の感染者数 524人(-179)※当該日以前の感染者2743人を除く
- 入院患者数 7383人(-128)
- 上記の内ICU患者数 1331人(-22)
- 回復患者数 695645人(+5117)
直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)
- 10月1日 3267人(74)
- 9月30日 3468人(72)
- 9月29日 3061人(67)
- 9月28日 3054人(72)
- 9月27日 3412人(62)
- 9月26日 5160人(120)
- 9月25日 5558人(105)
- 直近7日間平均 3854.3人↓(81.7↓)
- 直近7日間の陽性率 22.82%↑ ※累計比
(ソース: MINSA 10月2日)