チャスキの少女を描くアニメーション映画「カヤラ」

歴史上、インカ帝国の女性は幼少期から集落内で染織や手工芸に従事していたとされる。しかしある者は通常男性が行う重労働にも携わり、中にはチャスキと呼ばれる古代のメッセンジャー役を果たしていた女性もいた。

インカ帝国のチャスキをテーマにしたペルーの3Dアニメーション映画「KAYARA(カヤラ)」は、勇気と努力でチャスキという仕事に取り組む元気一杯な少女の暮らしを描く物語。

セサル・セラダ監督とTunche(トゥンチェ)Filmsによるこの映画は、過去から現代へのメッセージ性に加え、インカ帝国時代における女性像を見つめ直す野心的な作品だ。

ストーリー

映画のティーザー予告では、主人公のカヤラがキープ(暗号情報を含むインカの結縄)を受け取り、切り立つ斜面に設けられたインカ道を大胆不敵に駆け抜けながら、チャスキとしての天賦の才を披露している。小さな親友のクイといつも一緒の彼女は、やがて祖先の歴史と向き合うことになる。

ポータルサイトPerú Folklórico.によると、この映画はペルーを始めとするラテンアメリカ諸国で2023年に公開される予定。100%ペルーをテーマにした国産アニメーション作品で有名なセラダ監督は、アマゾンを描いた“Ainbo”でも良く知られており、“カヤラ”の背景となるプレコロンビア期の印象的な世界もまた多くの子供たちを引き付けるに違いない。

(ソース: Promperú 21/09/20)

ペルー国家緊急事態発令194日目

ペルー保健省発表9月23日COVID-19関連国内統計

  • 感染者数累計 788930人(前日比+6235)
  • 死者数累計 31938人(+68)
  • 既検査数累計 3778648件(+27065)
  • 陽性率 20.88%↑
  • 死亡率 4.048%↓
  • 1日の検査数 27065人(+354)
  • 1日の感染者数 923人(+103)※当該日以前の感染者5312人を除く
  • 入院患者数 8594人(-97)
  • 上記の内ICU患者数 1382人(+1)
  • 回復患者数 644345人(+7856)

直近一週間の一日当り感染者数推移(カッコ内は死者数)

  • 9月23日 6235人(68)
  • 9月22日 6149人(284)
  • 9月21日 3650人(112)
  • 9月20日 4001人(105)
  • 9月19日 6030人(0) 
  • 9月18日 6453人(86)
  • 9月17日 6314人(137)
  • 直近7日間平均 5547.4人↑(113.1↓)
  • 直近7日間の陽性率 23.69%↓ ※累計比

(ソース: MINSA 9月24日)